歴史に学ぶ“時代の生き方” 『明日への遺言』外国人特派員向け試写会を開催

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『明日への遺言』記者会見にて(左から)原正人、小泉堯史、ロジャー・パルバース
  • 『明日への遺言』記者会見にて(左から)原正人、小泉堯史、ロジャー・パルバース
第二次世界大戦終了後、米軍搭乗員処刑の罪に問われながら、部下を守るためにひとりで戦犯裁判に挑んだ男がいた──。日本人としての誇りを最後まで貫き通した、岡田資(たすく)中将の勇姿を描いた『明日への遺言』が3月1日(土)より公開される。これに先駆けて、1月14日(月・祝)、外国人特派員向けの本作の試写会が開催され、小泉堯史監督、原正人プロデューサー、そして小泉監督と共同脚本を手がけたロジャー・パルバースが、その後の記者会見に出席した。

10か国から集まった約160人の人々を前にして、映画に込める並々ならぬ思いを語った3人。すでに12、3年も前から脚本に着手していたという小泉監督は、この晴れの舞台を迎えて「それぞれの人が、それぞれの時代を生きていかねばならない。その時代を生きた人が、どう生きていたかに興味を持って描いている。想像力をもって感じてもらうことによって、その人の経験になればいいと思っている」とメッセージを送る。最後まで全責任を負って生きた岡田中将については「部下を救いたいという思いから行動しているが、その気持ちは非常に理解できる」と述べた。

原プロデューサーは「誇り、恥、名誉がなくなった時代に、60年前にこんな日本人がいたと伝えたい。若い世代に託したいのは、どう生きるかということ」と、監督同様に観る者へ“時代を生きる”ということを問う。2月に出品する米国の映画祭では、若い世代に観てもらうために1,000円で本作を鑑賞できるチケットも用意しているそうだが、「この映画を世界中、特にアメリカでどう観てもらえるのか。最終的に100万人動員を目指します」と、その抱負を力強く語ってくれた。

「自分のしたことを戦争の中で全面的に責任を取った岡田中将の行動は、非常に英雄的である」と敬意の言葉を贈るのは、パルバース氏。いまだ繰り返される戦争をふまえ「この裁判はとても公平だった。ブッシュ政権下のアメリカはどこへ向かうのか。ぜひ本作を観て考えてもらいたい」とその想いを述べた。

この日、映画を鑑賞した新成人の男性からは「日本人としての品格を見習うことができました。この映画は現代にもつながることを教えてくれました」という声もあり、成人の日にふさわしいイベントとなった。次世代へ、そして世界へと熱き想いを託した『明日への遺言』。公開は3月1日(土)より全国松竹・東急系にて。
《text:cinemacafe.net》

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