テンポがあってギャグもある、そして最後は泣ける『子猫の涙』舞台挨拶

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『子猫の涙』初日舞台挨拶にて(左から)黒川芽以、紺野まひる、武田真治、藤本七海、森本利行監督
  • 『子猫の涙』初日舞台挨拶にて(左から)黒川芽以、紺野まひる、武田真治、藤本七海、森本利行監督
1968年のメキシコ・オリンピックで日本最後のアマチュアボクシング・メダリストになった森岡栄治と、その家族の姿を描いた映画『子猫の涙』。第20回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」で特別賞を受賞した注目の作品が1月26日(土)初日を迎え、森岡利行監督、武田真治、藤本七海、紺野まひる、黒川芽以が舞台挨拶に登壇した。

森岡栄治の甥である森岡利行監督がたっぷり愛情を注ぎ、丁寧に描いた本作。ひと癖もふた癖もある、個性的な人物、森岡栄治を演じたことについて「実際に甥である監督にお話を伺って、自分の中で本当に温かいものが広がっていったので、割と素直に演じさせていただきました」と語った武田さん。武田さん自身も5年前からボクシングをしていたこともあり、迫力のボクシングシーンが描かれているが、そこにはこんなエピソードも。「監督に突然『スパーリングやってみろ』と言われたんです。劇団(監督が主宰するストレイドッグ)の方々がロープ代わりに輪になって円陣を組んだ中で、全然階級の違う人とスパーリングをさせていただいたことも…気分はファイトクラブと言いますか、ひどい劇団だなと思いましたよ(笑)」

本作が初の映画出演となった藤本さんは「毎日勉強で、緊張でいっぱいだったんですけど、お父さんとか、お母さんとか、広末さんとか、監督とか、みんなにすごい楽しませていただいて、毎日充実していて楽しかったです」と撮影の様子を語り、初々しさいっぱい。

そんな七海さんがかわいくてしょうがなかったという黒川さんは2月からこの映画の原作である「路地裏の優しい猫」で治子を演じる。「今稽古中なんですけど、私は東京生まれ東京育ちで。いま関西弁をかなりがんばってんやけど、まあ、ほんまにあかんなあ、これ(笑)。みなさん、この映画を見て面白いと思ったら、ぜひ観に来ていただきたいと思います」と、関西弁も交えながら話してくれた。

森岡栄治の妻、和江を演じた紺野さんは「瞬間で様々な感情を出すために、感情をフル回転させて演じたので大変でしたが、振り返ってみると楽しく、素敵な作品に仕上がって嬉しく思っています」。こんなに怒ったり泣いたりばかりの役は初めてで、とても新鮮だったのだとか。

七海さん演じる治子の視点で脚本を書き直すなど、映画化までに長い時間をかけて、遂に迎えた初日ということもあり、森岡監督の思いは格別。
「制作する上で時間がかかって大変なこともあったんですけど、終わったら全部忘れてしまうほど、撮影は楽しかったし、出演者含めスタッフみんなが魂を込めて作った作品だと思っています」。

今回、残念ながら舞台挨拶には来られなかった広末涼子さんからのメッセージにも「この映画はとても暖かく、優しくて熱い、私もすごく好きな作品です。みなさんにもこの気持ちが伝わると良いなと思います」と書かれてあった。まさにみんなの魂が込められた『子猫の涙』は、新宿ガーデンシネマ、渋谷シネ・アミューズほかにて公開中。
《text:cinemacafe.net》

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