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【第80回アカデミー賞】テントウ虫でオスカー? 浅野忠信主演『モンゴル』公開決定

先日発表された第80回アカデミー賞候補作の中で、外国語映画賞部門にノミネートされた『モンゴル』。浅野忠信を主演に迎え、ドイツ、ロシア、カザフスタン、モンゴル合作でチンギス・ハーンの生涯とモンゴル帝国の成立を描いた壮大なアクション大作である本作が、このノミネートを受けて、4月5日(土)からの日本での公開が正式に決定。2月8日(金)記者会見が行われ浅野忠信が出席した。

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『モンゴル』記者会見 浅野忠信
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先日発表された第80回アカデミー賞候補作の中で、外国語映画賞部門にノミネートされた『モンゴル』。浅野忠信を主演に迎え、ドイツ、ロシア、カザフスタン、モンゴル合作でチンギス・ハーンの生涯とモンゴル帝国の成立を描いた壮大なアクション大作である本作が、このノミネートを受けて、4月5日(土)からの日本での公開が正式に決定。2月8日(金)記者会見が行われ浅野忠信が出席した。

浅野さんは今回のノミネートについて「全く想像してなかったのでびっくりしましたし、嬉しかったです」と改めて喜びを語った。授賞式への出席については報道陣の質問に答える形で、「現地に行くかどうかはまだ、協議中で僕が知りたくくらいなんですが、行けるなら、ぜひ妻(=ミュージシャンのCHARA)とレッドカーペットを歩きたいです」と語った。さらに、受賞に自信は? との質問に対してはこんなエピソードを披露。「以前、ヴェネチア国際映画祭のコントロコレンテ部門で主演男優賞をいただいたんですが(2003年の『地球で最後のふたり』)、その授賞式の前に、手にテントウ虫が止まったんです。縁起がいいことらしく、周りの人に“お前、絶対いいことあるよ!”と言われて、そしたら受賞しました。今回の撮影中にも馬に乗ってるときにテントウ虫が止まったんで、いけるんじゃないかと(笑)」。ノミネートに伴って日本での公開が決まったことについても「以前から日本の関係者やファンの方に“いつ公開されるの?”と言われていたんです。やっと“観ていただけます!”と胸を張って言えるので嬉しいです」と笑顔を見せた。

今回、浅野さんが演じたのは世界史上空前の帝国を築き上げた英雄、チンギス・ハーン。オーディションでこの役を勝ち取ったということだが「モンゴルのチンギス・ハーンの話をロシア人(セルゲイ・ボドロフ監督)が撮るということにまず驚きました。しかも、主演に日本人を起用するというのに興味を持ったんです。監督にお会いして話をして、すぐに一緒にやろう、ということになりました」とその経緯を説明した。これまで幾度か映画化されてきた話であるが、本作でのチンギス・ハーン像を浅野さんは「力強い男で、信じた人・ものに対してまっすぐな人物です。これまで、浅い知識しか持たず、“怖い人”というイメージを持っていましたが、全くそんなことはなくて、とても温かく、他人のために全てを捧げる人だったんだと学びました」と語った。

撮影に関しては全編モンゴル語で、激しいアクションもあり、非常に苦労した様子。「モンゴル語は4か月間、先生に付いて勉強しました。セリフを録音してもらい、それをひたすら聞いたんですが発音は本当に難しかったです。3年前に一度撮影が行われ、その後1年くらい間があいたんです。その間必死で練習したんですが、次の撮影の1週間前になってセリフが丸々変更されてしまい、また覚え直しになったんです」という悲しい過程も。「モンゴル人の友人やスタッフには“君のモンゴル語はむちゃくちゃだよ”って言われました」と苦笑した。馬に乗ってのアクションについては「馬がどうしても、僕よりも乗馬のコーチの言うことを聞いてしまうんです。コーチから離れて撮影を進めていると、言うことを聞かなくなる瞬間がありまして。すごいスピードで走ってると“止まらないんじゃないか?”とヒヤヒヤしました。それから、草原にモグラの穴なんかがありまして、そこに馬が足をとられると落馬しちゃうんです。撮影に支障をきたすような大きな怪我はなかったんですが、常に生傷が絶えなかったです」とふり返った。最後に浅野さんは「僕自身この映画の撮影中、過酷な状況の中でがんばりましたが、このチンギス・ハーンも決してあきらめることなく信じた道を生きた男です。この“あきらめない”ということを伝えることができたら嬉しいです」とメッセージを贈った。2月25日(日本時間)のアカデミー賞の結果やいかに!? 『モンゴル』日本公開は4月5日(土)より丸の内TOEI1、新宿バルト9ほか全国にて。

アカデミー賞カウントダウン特集
http://www.cinemacafe.net/fes/academy2008/
《シネマカフェ編集部》

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