難解な台本よりも真の敵は大泉洋の天然パーマ? 『アフタースクール』完成披露

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『アフタースクール』完成披露試写会。(左から)内田けんじ監督、常盤貴子、佐々木蔵之介、大泉洋、堺雅人、田畑智子
  • 『アフタースクール』完成披露試写会。(左から)内田けんじ監督、常盤貴子、佐々木蔵之介、大泉洋、堺雅人、田畑智子
  • 『アフタースクール』完成披露試写会 大泉洋
  • 『アフタースクール』完成披露試写会 佐々木蔵之介
デビュー作『運命じゃない人』がカンヌ国際映画祭の批評家週間での4賞受賞を始め、国内外で絶賛を浴びた内田けんじ監督。前作から3年、今回内田監督が放つのは、ひょんなことからかつての同級生の探索をすることになった男と、その周囲の人間が巻き起こす騒動を描いた『アフタースクール』。2月13日(水)、本作の完成披露試写会が開催され、舞台挨拶に内田監督を始め、主演の大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子が登壇した。

親友が蒸発してしまったため、彼を探す羽目になった主人公・神野に扮した大泉さん。撮影について「最初の頃は、常盤さんや田畑さんとのシーンがあってワイワイと楽しかったんですが、後半はほぼ全て、佐々木さんとのシーンでした。行けども行けども佐々木蔵之介…。たまに違う人がいると思ったら伊武雅刀さん、という男だらけの濃厚な時間を過ごしました(笑)」とふり返った。

そんな大泉さんとは対照的に「僕が女優陣を独り占めしちゃいました」と語るのは、失踪した親友の木村を演じた堺さん。「同世代の人間が集まって、同世代の人間にしか伝わらない話題で盛り上がりながら映画を作っていく、という感じで楽しかったです。この関係性ならではの親密な空気が映画にも表れていると思います」と笑顔を見せた。

登壇したキャストたちが口を揃えたのが台本の難解さ。物語の鍵を握る“謎の女性”を演じた田畑さんが「何度も確認して、ページを戻ったりしながら台本を読んでました。現場に入ってからも『いまどうなってるんだ!?』っていう状況に何度も陥りました」と言えば、木村の妻を演じた常盤さんも「監督に隠れて陰で、“こういう解釈でいいんだよね?”“いまはこういう状況なんだよね?”なんてみんなで話しながら、台本の“答え合わせ”をしてました」と明かしてくれた。

だが、監督に言わせると、難解な台本以上に現場を悩ませた大きな問題があったという。それは「梅雨の湿気のせいで、毎回全然違うスタイルになってしまう大泉さんの天然パーマ」。監督曰く「大泉さんのヘアスタイルに対して、監督としてのこだわりとかは全くなかったんですが、シーンとシーンが繋がらなくなってしまうくらい、毎回すごい変化を見せてました。CGで修正しようかという話もあったくらい」とか。これには大泉さん「これ聞いたら梅雨の時期のオファーなくなっちゃいますよ!」と大慌て。

木村の探索に神野を巻き込む、同じく同級生の探偵・北沢に扮した佐々木さんは、内田監督の作品に出演できたことに感激しきり。「『運命じゃない人』を劇場で観て、すごく面白くてそのまま書店に行ってシナリオを買いました。今回こうしてオファーをいただいて夢のようでした」と笑顔で語った。ちなみに先述のように、大泉さん、堺さんの2人は女優陣と一緒のシーンがあったが、佐々木さんは「最初から最後までずっと大泉さんとのシーンでした。女優さんとの絡みは一切ありませんでした…」と恨み節。しかし、撮影は充実していたようで「監督には何テイクも何テイクもやり直しをさせられましたが(笑)、常に理由が明確で決断が早く、とてもこれが2作目の映画とは思えませんでした。俳優があれだけ芝居に集中できる空気を作っていただけたことに感謝してます」と監督の演出手腕を絶賛した。

内田監督は、自分の作品ながら「ミーハーな映画ファンとして、この5人を見てるだけで面白そうな映画だな、と思います。僕だったらお金払って観に行く作品です」とまるで他人事のように語りながらも自信のほどをうかがわせるコメント。さて、どんなどんでん返しが待っているのか? 『アフタースクール』は5月、シネクイントほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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