※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ノラ・ジョーンズとジュード・ロウのキスシーンに菊地凛子「スウィート!」と太鼓判

『恋する惑星』、『2046』など、常にスタイリッシュでイマジネーションあふれる作品を世に送り出してきた香港の鬼才、ウォン・カーウァイ。彼にとって初の全編英語作品であり、グラミー賞8冠に輝く歌姫、ノラ・ジョーンズを主演に迎えて製作された『マイ・ブルーベリー・ナイツ』が3月22日(土)より公開される。2月14日(木)、本作の試写会が行われ、来日中のウォン・カーウァイ監督、さらにスペシャルゲストとして監督の大ファンという菊地凛子が舞台挨拶に登壇した。

最新ニュース レポート
注目記事
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』バレンタイン特別試写会。舞台挨拶に登壇した菊地凛子とウォン・カーウァイ監督。
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』バレンタイン特別試写会。舞台挨拶に登壇した菊地凛子とウォン・カーウァイ監督。
  • 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』バレンタイン特別試写会。舞台挨拶に登壇した菊地凛子とウォン・カーウァイ監督。
  • 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』バレンタイン特別試写会 ウォン・カーウァイ監督
  • 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』バレンタイン特別試写会 菊地凛子
『恋する惑星』、『2046』など、常にスタイリッシュでイマジネーションあふれる作品を世に送り出してきた香港の鬼才、ウォン・カーウァイ。彼にとって初の全編英語作品であり、グラミー賞8冠に輝く歌姫、ノラ・ジョーンズを主演に迎えて製作された『マイ・ブルーベリー・ナイツ』が3月22日(土)より公開される。2月14日(木)、本作の試写会が行われ、来日中のウォン・カーウァイ監督、さらにスペシャルゲストとして監督の大ファンという菊地凛子が舞台挨拶に登壇した。

スーツにサングラスというおなじみの姿で現れた監督。しかし、よく見るとネクタイと靴下はブルーベリーカラー。監督は「今日はバレンタインだし、スタッフと示し合わせて、この色のものを身に付けるって決めたんです。でも急に決めたから走り回って探したんですよ」と説明。この粋な演出に会場からは大きな拍手が。本作でノラを起用した経緯については「2年ほど前にN.Y.で彼女と会う機会があったんですが、最初は映画の音楽をお願いしようと思ってたんです。でも話しているうちに、映画に出てもらった方が面白いな、と感じて出演の依頼をしました。こうやって自然発生的に生まれた作品なんです」と語った。映画は、失恋したノラ扮するエリザベスの旅を描くが「撮影期間が8週間と短い中で、何ができるかと考えてみたんです。そして、ノラはしょっちゅうミュージシャンとしてツアーに出ているので、そのシチュエーションで作ってみようと思いついたんです」と、まさにノラありきで作られたことがうかがえる。

撮影で最も苦労したというのが、ノラとジュード・ロウのキスシーン。「観ている分にはとても美しいシーンですが、撮影ではいろんな角度から撮らなくてはいけなくて大変でした。ノラは、頭の角度を一定に保たなくてはならず、ジュードは体操選手のように腕だけで体を支えなくてはいけなかったんです。全て撮るのに丸々2日かかりました」とふり返った。

続いて、スペシャルゲストとして菊地さんが登場。菊地さんと監督の出会いはカンヌ国際映画祭。菊地さんは「私にとって初めての国際映画祭の場でしたが、監督は審査員をされていたんです。道端でお会いして声をかけさせていただいたのが最初の出会いです」とそのときの様子を語った。監督も「審査員として彼女の出演作『バベル』を観たとき、審査員一同、その演技に心動かされて議論が大いに盛り上がったのを覚えています」と出会いを懐かしんだ。菊地さんは本作について「私にとって映画作りは旅そのもの。失恋した女の子が、何かを見つけようと旅をする姿とリンクし、気持ちが重なる部分が多くありました」と感想を述べ、監督が言及したキスシーンについても「かわいらしい、スウィートなシーンでとても印象的でした」と絶賛した。今後、菊地さんを起用することは? と監督に尋ねてみると「その機会は絶対訪れるでしょうし、楽しみにしてます」との答えが返ってきた。

監督には、菊地さんからバレンタインのプレゼントとしてブルーベリーのケーキが贈られた。それを見て、監督はこんなメッセージを観客に贈ってくれた。「今朝、取材の中で『監督にとって映画とは?』と聞かれました。非常に複雑な問いかけですが、いまなら“人生に対するデザートのようなもの”と答えるでしょう。映画というものは現実の人生をベースにしていますが、ときに人生そのものよりも大きなものをはらんだデザートと言えるかもしれません。この映画が、みなさんのバレンタインの素敵なデザートになれば嬉しいです」。

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』は3月22日(土)より日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にて公開。
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top