「三浦春馬の足にすごい筋肉がついている」『奈緒子』監督直伝“映画の薦め方”

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『奈緒子』初日舞台挨拶にて(左から)古厩監督、三浦春馬、上野樹里、佐津川愛美、綾野剛
  • 『奈緒子』初日舞台挨拶にて(左から)古厩監督、三浦春馬、上野樹里、佐津川愛美、綾野剛
  • 『奈緒子』初日舞台挨拶にて 上野樹里
  • 『奈緒子』初日舞台挨拶にて 三浦春馬
1994年から2001年の8年にわたり、「ビッグコミック スピリッツ」(小学館)で長期連載されていた駅伝コミック「奈緒子」。多くのファンを魅了した作品が6年のときを経て、同名映画化された。2月16日(土)に、その本作が初日を迎え、主演の上野樹里、三浦春馬、綾野剛、佐津川愛美、古厩智之監督が舞台挨拶を行った。

ヒロイン・篠宮奈緒子を演じたのはTVドラマ「のだめカンタービレ」や『スウィングガールズ』の上野樹里。これまで演じてきた元気なキャラクターとは違い、少し影のある少女を演じた。「いままでは何かを着込んでカメラの前に立っていた感じですが、今回は全てを脱ぎ捨てて立たなきゃいけない。またそういう気持ちで立ちたいなという気持ちでいました。それはすごくシンプルなことなんだけど、一番難しいと思いました。でもその気持ちを忘れずに、素直に正直に、これからも芝居していきたいと思います」と、これまでのイメージ通り元気な声で“奈緒子”というキャラクターをふり返った。

奈緒子、そして三浦さん演じる壱岐雄介が所属する陸上部のマネージャー、吉澤結希を演じたのは、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で注目された佐津川さん。「みんなで作り上げた青春映画が、みなさんの心に届くのかなとすごく緊張しながら初日を迎えましたが、いま、この場に立ててすごく嬉しいです」と挨拶した。

雄介のライバルである黒田晋を演じた綾野剛さんは「仮面ライダー555」で俳優デビューし、作詞・作曲を担当する音楽ユニット、mr.a(ミスター・ドット・エー)など幅広いフィールドで活躍している。今回の黒田晋というキャラクターについて「雄介と“ライバル”であることが大事だと思いました。例えば善と悪というわかりやすさが必要な作品もあると思うんですが、この映画では善悪ではなく、ライバル。その意味の違いを踏まえて演じました」と説明した。

“日本海の疾風(かぜ)”と呼ばれる天才ランナー、壱岐雄介を演じた三浦さんは、先日の日本アカデミー賞で新人俳優賞(『恋空』)を受賞したばかり。会場からの「おめでとう!」という声に、にこやかに「ありがとう!」と答えていた。劇中では走っているシーンがほとんどだ。「撮影が始まる1か月前くらいから、綾野剛くんや部員のみんなと練習を始めました。まずフォームを中心に、それから基礎体力を付けていって、撮影に臨んだんです。撮影が休みのときとかも練習しました」と辛い練習だったことを明かした。また、トレーニングでかなりの筋肉が付いたようだが「もう落ちちゃいました」とのこと。

そして、本作のメガホンを取った古厩監督。人気コミックの映画化については「この作品は、誰もがビジュアルも知っていて、それをまんま再現しなきゃいけないというタイプのマンガではありませんし、それは例えば“『NANA』はヴィヴィアン・ウエストウッドを着てなきゃダメ!”(笑)というようなことではないので、そういう意味では気持ちが楽でした。でも細かいところを変えても大丈夫な分、逆にテーマから外れることが絶対に許されないと思っていて、『奈緒子』という原作が持っているテーマを優先させて作れたらいいなと思っていました」と本作について語ってくれた。

最後に登壇者それぞれに作品の見どころを尋ねてみると、キャスト陣が口を揃えて「たくさんの人に観てほしい」とコメント。こうしたコメントに対して監督が“人への薦め方”を伝授してくれた。「周りに薦めてほしいとみんなが言っていますが、ちょっと言いにくいというか…“面白い映画観てさ”、“どんな映画?”“『奈緒子』”、“女の子の映画なんだ”、“いや、女の子は見てるだけで、男の子が走る”、“ふーん、そうなんだ、どこが面白いの?”と。こうなったときは、まず、走る男の子たちがピチピチである(笑)と言ってください。“三浦春馬の足にスゴイ筋肉がついている”、“筋肉が揺れるのが気持ち良い”と。それを見るときは奈緒子の気持ちになるとなお、“全てを脱ぎ捨てて”裸になった(上野)樹里の心が揺れています。そこと同化すると、もっと男の子を見るのが気持ち良くなります。なんとなくいまのような流れで薦めてもらえると嬉しいです」そうなので、周りに薦めるときは、参考にしていただきたい。

舞台となっている島の美しい風景の中で走る高校生たちの青春の一瞬のきらめきを堪能できる『奈緒子』はシネ・リーブル池袋ほかにて公開中。
《text:cinemacafe.net》

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