まもなく撮影がスタートするフランシス・フォード・コッポラ監督の新作『Tetro』(原題)。アルゼンチンに移住したイタリア系の家族の確執の物語で、ハビエル・バルデムやマリベル・ベルドゥ(『パンズ・ラビリンス』)の出演が決まっている本作のタイトル・ロールをヴィンセント・ギャロが演じることが決まった。競争心と裏切りによって引き裂かれた家族の物語で、新人のアルデン・エーレンライクがギャロ扮する家族の元を去った兄・テトロを探す主人公を演じる。一時は、マット・ディロンがテトロにキャスティングされたという情報もあり、『アウトサイダー』、『ランブルフィッシュ』以来、25年ぶりのコッポラ作品への出演の期待も高まったが、これは幻となった。バルデムはアルゼンチンの文芸評論家、ベルドゥはテトロの長年の恋人に扮する。昨年9月、本作の準備中だったコッポラのアルゼンチンの家に強盗が入り、脚本のファイルや資料が入ったコンピュータが盗まれるという事件が起きた。事件は未解決のままだが、3月下旬にブエノスアイレスでクランク・インまで何とかこぎつけた様子。製作費1,500万ドル以下という低予算で、2009年の公開を目指している。2月24日(現地時間)に開催されたアカデミー賞授賞式で母・ピラー、6歳年上の兄・カルロスとレッドカーペットを歩いたハビエル。アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した『ノーカントリー』の公開を3月15日(土)に控え、初来日を果たした。© AFLO
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