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宇宙人にちょんまげに弁当屋? 6人の鬼才(?)が描く“246”

東京都千代田区から神奈川県を突き抜け、静岡県は沼津市まで至る国道246号。通称「246」(ニーヨンロク)として知られるこの道をテーマにしたオムニバス映画が誕生。監督を務めるのは浅野忠信に中村獅童、元・格闘家の須藤元気に「m-flo」のVERBAL、「RIP SLYME」のILMARI、そしてユースケ・サンタマリア。超豪華かつ異色の6人の“監督”による『R246 STORY』の製作発表記者会見が3月12日(水)に行なわれた。

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『R246 STORY』製作発表記者会見に出席した“監督たち”。左から浅野忠信、中村獅童、須藤元気、VERBAL、ILMARI、ユースケ・サンタマリア。
『R246 STORY』製作発表記者会見に出席した“監督たち”。左から浅野忠信、中村獅童、須藤元気、VERBAL、ILMARI、ユースケ・サンタマリア。
  • 『R246 STORY』製作発表記者会見に出席した“監督たち”。左から浅野忠信、中村獅童、須藤元気、VERBAL、ILMARI、ユースケ・サンタマリア。
  • 『R246 STORY』製作発表記者会見にて 浅野忠信
  • 『R246 STORY』製作発表記者会見にて 中村獅童
東京都千代田区から神奈川県を突き抜け、静岡県は沼津市まで至る国道246号。通称「246」(ニーヨンロク)として知られるこの道をテーマにしたオムニバス映画が誕生。監督を務めるのは浅野忠信に中村獅童、元・格闘家の須藤元気に「m-flo」のVERBAL、「RIP SLYME」のILMARI、そしてユースケ・サンタマリア。超豪華かつ異色の6人の“監督”による『R246 STORY』の製作発表記者会見が3月12日(水)に行なわれた。

浅野さんが手掛けたのはその名も「224466」。宇宙人と老人と少女の交流を描いた作品で脚本は青山真治監督が担当している。浅野さんは「車を運転するので246をよく走ってるのですが、例えば高速道路を支える柱が僕には十字架に見えたりとか不思議な場所がいっぱいあるんですよ。今回のお話をいただいたときは、こうした話からファンタジーを作っていけたら面白いんじゃないか、と思いました」と語った。気になる中身については「青山監督に僕のわけの分からない話を延々と聞いてもらって、脚本にしてもらったんですが、もっとわけが分からなくなりました(笑)。スタッフさんも全員『脚本読んだけど分かりませんでした』と言ってて、口で説明しても理解してもらえず、現場に入ってようやく分かってもらえたんです。ですのでここで説明するのは難しいですね」と思わせぶりなコメント。加瀬亮や永瀬正敏といった豪華キャストが出演するのも注目だ。
「ありふれた帰省」を監督する須藤さんは「実は学生時代に麻紐のリストバンドの露天商を246の沿道でやっていました。それから、恥ずかしながらストリートミュージシャンとして246沿いで歌っていたこともあります。ですので今回の映画撮影は、昔のアルバムをめくっているような気持ちになりました」と246への思い入れを語った。さらに、作品についてはほかの5人を見渡し「この豪華なメンバーの中で、僕は寿司で言うならイカのポジション“忘れられがちだけど食べてみると意外とおいしい”というのを狙っていこうかと思います」と笑顔で意気ごみを語った。

音楽ドキュメンタリー「DEAD NOISE」を現在製作中のVERBALさんはアーティストへのインタビューや撮影を存分に楽しんでる様子。「246と言えば僕の頭には“渋谷”、そして多くの若者が集うクラブが思い浮かびます。最近日本の音楽業界が元気がないという話を聞きますが、この作品を通して、アーティストの人々が、いまの音楽シーンについてに対して何を思っているのか伝えたいです」と決意を語った。

ILMARIさんも246を描くに当たって選んだ舞台はクラブ。「“監督”と呼ばれたくて引き受けました」と笑うが物語については、ジム・ジャームッシュの『ナイト・オン・ザ・プラネット』を例に挙げ「ある男の子のクラブに入る前と後でのちょっとした気持ちの変化を描くつもりです」と熱く語ってくれた。

獅童さんは森の石松が現代の東京にタイムスリップしてきた“世直し劇”「JIROル—伝説のYO・NA・O・SHI」を監督。撮影に話が及ぶと「ちょんまげ姿で60年代のキャデラックのオープンカーに乗って表参道を走るシーンの撮影では、道行く人が相当驚いてました。外国人の方が『オー・マイ・ガッ!』って言ってましたけど、多分彼らは国に帰ったら『日本にはまだちょんまげがいた』と話すでしょうね(笑)」といたずらっぽく笑った。

そして、これから撮影に入るというユースケさんの作品は「弁当夫婦」。「246生まれ、246沿いで育ったユースケ・サンタマリアです!」と堂々とうさんくさい自己紹介をしたユースケさん。物語については「弁当こそが物語の主人公です」と力強く語る。一方で永作博美さんの出演にもかなりこだわった様子で「彼女はミューズです。許されるなら重婚したいです」という過激な称賛も飛び出した。

俳優に元・格闘家とミュージシャン。時代のトップシーンをかけるアーティスト6人は一体どんな“道”を描き出すのか? 『R246 STORY』は2008年8月下旬、渋谷Q−AXほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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