インターネットで映画のチケットが予約・購入できる新サービス「シネマカフェフィット」が3月22日(土)よりスタートした。第一弾は東京・渋谷のミニシアター「シネマライズ」。まずは3月29日(土)より公開される『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』のチケットが販売される。シネマカフェフィットでは、上映の7日前から上映直前の2時間前まで購入が可能。購入の際に、鑑賞したい座席をピンポイントで予約できるのが本サービスの大きな目玉となっている。インターネットによるチケット販売システムはすでに大手シネコンにて広く普及しているが、ミニシアターではまだまだ広まっていないのが現状。特にシネマライズは常に質の高い作品を上映し、映画ファンには人気の高い劇場だ。過去に『ピンポン』、『スーパーサイズ・ミー』、『Ray/レイ』など、同劇場での上映をきっかけに人気に火がついた作品は多く、“シネマライズ印”とも言える、ファンの信頼が高い劇場だ。なおかつ、映画館が自社サイトで個々に販売するシステムではなく、映画メディアと連動して展開するというのも新しい試み。独自の読者を抱える映画メディアと連携することによって、感度の高い映画ファンに対してよりピンポイントでのアプローチが可能になった。単館系でも最も人気の高いシネマライズの参戦により、これまでシネコン中心だったインターネットチケット販売が、ミニシアターでどのような広がりを見せるか注目を集めそうだ。シネマカフェフィットでは、今後都内の単館系映画館はもちろん、全国で新たに建設される映画館への同サービスの導入を予定している。シネマカフェフィットhttp://www.cinemacafe.net/ticket/シネマライズhttp://www.cinemarise.com/