「転がされている感がある」堺雅人、生瀬勝久×堀部圭亮と「やさぐれぱんだ」

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「やさぐれぱんだ」堺雅人 photo:Yoshio Kumagai
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  • 「やさぐれぱんだ」 -(C) 2008やさぐれぱんだ飼育委員会
ネット生まれの大ヒットコミックを映像化した「やさぐれぱんだ」。ひねくれていて、ぶっきらぼうで、不条理なジャイアントぱんだと青年の、少々ずれた会話がシュールな笑いを引き起こす。青年に堺雅人、ぱんだの声に生瀬勝久、そして監督と脚本を担当したのは、お笑い番組の放送作家としても俳優としても活躍する堀部圭亮。昨年7月に発売された白・黒盤に続き、3月19日(水)に金・銀盤が発売となった。ぱんだの不条理っぷりに翻弄される青年をナチュラルに表現した堺雅人さんに話を聞いた。

ドラマや舞台などで、きっちりとキャラクターを作り込んで“魅せる”演技が印象に強い堺さん。自ら「コメディに関しては、圧倒的な自信のなさがある」と言う。
「僕自身、向いてないとすら思ってます。だけど、それを堀部さんや生瀬さんが面白がってくださってるのかなって。僕自身、当意即妙の応えが出来るタイプの俳優じゃないのでちょっとずれたりとかっていうのがたくさんあって、それはそれで面白いなと思ったんですよね。『ああ、そうですね』と言ったときにそれが生返事のようだったり、話がかみ合わなかったり、かぶってしゃべったりとか。あまりトーク慣れしてない感じです(笑)。でも、そのズレが面白かったりします。それはやはり堀部さんがそういうラインを引いてくださっているからなんですよね。だから、演技は演技なんですけど、そこに重きは置かずに、ただそこにいるだけにしています」。

「やさぐれぱんだ」では、青年よりもぱんだの方が上にいる。しかし、所々でごく当たり前のように突っ込む人間(青年)の一言がクスッとくるのだ。
「僕の中では転がされてる感がありますよね。堀部さんの引いたラインと現場で生瀬さんが前後左右に投げてくる球。自分が思ってもみなかったことを言われたりするので、『何だろう?』と思ったり、慌てたりしました。でも生瀬さんは、決して僕が捕れない球は投げないんですよ。しかも、捕れなかったときのことをちゃんと考えてくださっている。余計なことを考えないでその場にいるのが、すごく楽しかったんです」。

こうした企画ものの作品で、堺さんがいて、生瀬さんと堀部さんがいるというのは、これまでの堺さんのイメージからすると意外な感じがするが…。
「白・黒と出演して、今回、金・銀に出演しましたが、2回目でもなお違和感というか、腑に落ちない感じは残っていました。アウェー感というか(笑)。でもそれは決して悪い違和感ではなくて、逆にすごく良いことではないかと自分では思うんです。ここまで自由なのは、あまりないんじゃないでしょうか。ほとんど、一発撮りなんですよ。『はい、スタート』、『はい、OK!』みたいな感じでした。スゴイですよね(笑)」。

「ジャンル分けが難しいところが魅力」と、堺さんは本作を評する。
「例えば、コメディとか、いわゆるサブカルみたいに、ジャンルとして分けられるものの間にあるというか…。堀部さんはそこを狙ってらっしゃるのではないかと思う反面、出来上がったものに対して、どのカテゴリーに当てはまるのか、あまり興味がないような潔さも感じます。大のオトナが集まって『やさぐれぱんだ』を作るというおかしさもあるし、このDVDを売る戦略の企画会議も面白そうです(笑)。まだ見たことのないものに対する面白さ、『これはこういうものです』と限定しにくい感じ、それは何かステキだなと思います」。

原作の「やさぐれぱんだ」も3月からビッグコミックスペリオール(小学館)で連載がスタートした。まだまだこの「やさぐれぱんだ」企画が続く可能性もある。むしろぜひ、続いてほしい。
「そうですね。やるんじゃないですか?」

どこか他人事のような答えに思わず「やってくれないと困ります!」と言うと、「じゃあ、やります!」とニッコリ笑ってくれた。



「やさぐれぱんだ 金盤」
「やさぐれぱんだ 銀盤」
発売中
発売:デックスエンタテインメント
販売:ポニーキャニオン
価格:各2,940円(税込)

© 2008やさぐれぱんだ飼育委員会
《photo:Yoshio Kumgai》
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