ファッション小噺vol.78 ナタリー・ポートマン、こだわりの靴とは?

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『マイ・ブルーベリー・ナイツ』 (C)- Block 2 PICTURES 2006
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ベジタリアンではないけれど、筆者は美味しい野菜がなければ生きていけない無類の野菜好き。「今日は美味しい野菜だけをたっぷり食べたい!」ということが、週に何度かあります。最近は東京にもベジタリアン向けのレストランやお店が増えたとはいうものの、いつでもどこでも美味しいベジタリアン・フードが手に入るというわけではありません。「お昼はコンビ二のサンドウィッチかサラダでもいいや」と思ってもハムやベーコンが入っているものが多く、選択肢が異様に少ない。ワケあってポークを控えている私にはさらに厳しい状況です。しかも、本当に美味しい野菜にこだわれば、けっこう高くつきますし。“主義”ではなく、野菜中心の生活を心がけている私ですら、「選択肢は決して多くない」と感じるのですから、菜食主義を貫くにはさぞ労力とお金が必要なことでしょう。

こんな生活をしていて感じるのは、ベジタリアンで通せるのは、ある意味でセレブである証拠、ということ。どこへ行くにも、ベジタリアン・フードを誰かが用意してくれるというように、他者の協力があって初めてベジタリアンを貫きながら普通に生活できるはずなのですから。まあ、アメリカならもっとベジタリアンが住みやすい環境というのができているのでしょうけれど。 

また、菜食主義者の中でも、動物愛護精神に端を発している人は、身につけるものもベジタリアンだったりします。それを教えてくれたのは、歌手でカメラマンのブライアン・アダムス。数年前にコンサートで来日した際に訪れたバックステージで、菜食主義の話題になったとき「これ、ベジタリアン・ブーツなんだよ」と自ら履いていたブーツをわざわざ脱いで紹介してくれたのでした。それ以来、ベジタリアン・ファッションに興味を持った私は、数年前から革製品を極力買わないようにしているのですが、合皮のものは耐久性に問題があったり、デザインがイマイチだったりして、ちょっと悲しくなることも。ハリウッドには多くのベジタリアンが存在するけれど、ファッションはどうしているのかなと疑問を持っていました。するとこんなニュースが。

ハリウッドのベジタリアンとして筆頭に挙げられるナタリー・ポートマン。最近は主役よりも、主役級のone of them的位置づけの役が多く、現在公開中の『マイ・ブルーベリー・ナイツ』では映画初主演のノラ・ジョーンズにすっかり話題が集中していたりして、なんだかもったいない感じですが、実は今、ファッション界で話題を振りまいているのです。

8歳の頃から菜食主義者であり、数種あるベジタリアンの中でも、最もストリクトなヴィーガンである彼女。ヴィーガンとは、乳製品、蜂蜜など動物性の食品をいっさい摂らないのはもちろん、革製品など食用以外の動物の利用を避ける完全菜食主義者のことですが、主義が高じてナタリーは、ついに自らヴィーガン用の靴を発表したのです。これは、ファッションブランド「te casan」とのコラボレート。ホームページ上には「ヴィーガンとして、革の代替素材で作られたデザイナー・シューズを見つけるのはとても大変なことでした。このコレクションなら、クオリティとスタイルを諦めることなく、素晴らしい靴を選ぶことができます」とのナタリーのメッセージが。ベジタリアンになったきっかけが、9歳のときに見た鶏に関するドキュメンタリーだったという動物好きだけあって、売り上げは全て環境保護と動物愛護関連の団体に寄付されるのだとか。

ナタリーのラインを含め、「te casan」のコレクションは全て限定バージョンで、シリアルナンバーが刻印されているので、気になる方は急いでホームページをチェックしてみては?



te casan
http://www.tecasan.com/Content.aspx?Page=Designer_info&Designer=natalie
《text:June Makiguchi》

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