ファッション小噺vol.79 いつもよりちょっとお洒落なGWを

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『ファクトリー・ガール』 -(C) 2006 Factory Girl.LLC
  • 『ファクトリー・ガール』 -(C) 2006 Factory Girl.LLC
  • 『王妃の紋章』 (C)- Film Partner International Inc.
  • 『ラフマニノフ ある愛の調べ』 -(C) 2007 THEMA PRODUCTION JSC (C) 2007 VGTRK ALL RIGHTS RESERVED
ゴールデンウィークも近くなり、気候も爽やかになりつつある今日この頃。気分がウキウキし始めている人も少なくないはず。心が躍り始めるこんなときには、キラキラと輝く光に映える明るい色のアイテムを身につけたくなるのが女ゴコロ。この連休には何を着て出かけようかな…と考えている人のために、そして「ファッションにはちょっとうるさい」という方のために、今回は、ゴールデンウィークに楽しめるスタイリッシュな映画をラインナップしてみました。

筆頭は、現在公開中の映画『ファクトリー・ガール』(写真上)。ジュード・ロウのガールフレンドとして注目を浴びたシエナ・ミラー主演です。いまやダメ男の代表格になってしまった元カレを追い越して、舞台でも高い評価を得たシエナ。最も熱い視線を注がれる女優の一人となり、ファッション・アイコンにまで上り詰めた彼女に、ぴったりな作品です。シエナが演じるのは、名家の令嬢でありながら、アンディ・ウォーホルのミューズであり、あのボブ・ディランのガールフレンドだった伝説的なポップアイコン、イーディ・セジウィック。28歳で亡くなるまでの短い生涯を描いているのですが、何と言っても彼女が疾走した60年代ファッションが見もの。特に、レオタードの上にフリルたっぷりのタンクトップを合わせた超ホットな姿がとってもキュート。これで外を歩くわけにはいかないけれど、ミニ丈のホットパンツが流行中のいま、かなり参考になるのでは? とても真似などできそうもないわたしは、彼女のヘアスタイルに意識を集中させましたが。

さて、ガラリと変わって、伝統のクラフトマンシップを堪能できるのが、『王妃の紋章』(写真右上)。とにかく、絢爛豪華の一言につきます。それもそのはず、チャン・イーモウ監督曰く、「この映画で最も重要な要素がビジュアルである。我々は“豪華”をキーワードに、あらゆる衣裳およびセットで金色を基調とし、ライティングにもこだわった」とか。

登場人物たちが身にまとう衣裳は、恐ろしく手の込んだ織物。その質のよさ、立体感は、二次元のスクリーンを通してでも十分すぎるほどよくわかります。最近は、着物を気軽に楽しむ人が増えているとはいえ、あそこまで派手な織物を着る機会は極めて少ないでしょうが、ドレスアップのヒントになる小技はたくさん見つかります。特に、大きく開いた胸元に幾重にも重ねられた大ぶりのネックレスをあわせたり、髪型が大きめなときは顔周りのアクセサリーは控えたりという、バランスの美学は勉強になります。それにしても、セットと衣裳のあわせ技はあまりに眩しく、時にクラっと眩暈を覚えるほど。北京オリンピックに向けて、中国文化の威信をかけたのかもしれませんが、改めて底力を感じさせる作品でした。

そのほかにも、1920年代のロマンティックなファッションが存分に味わえる『ラフマニノフ ある愛の調べ』(写真左上)もおすすめ。日本でも流行しつつある読書会に参加する女性たちの姿を洗練された映像と小粋な会話で描き出した『ジェイン・オースティンの読書会』は、ファッションもさることながら、登場する人々のライフスタイルもお洒落で素敵。

ご紹介した映画に興味をお持ちなら、いつもよりちょっとお洒落をして出かけてみましょう。そして映画を観てさらに腕に磨きをかけちゃいましょう。

《text:June Makiguchi》

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