春爛漫、色男が参上Vol.3 『モンテーニュ通りのカフェ』のクリエイティブな色男

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『モンテーニュ通りのカフェ』-(C) Copyright 2005 Thelma Films ? StudioCanal ? TF1 Films Productions ? Radis Films Production Visa d’exploitation n 112436 ? Depot legal : 2005 ? TOUS DROITS RESERVES
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久々にフランス映画の小粋さを堪能できた作品『モンテーニュ通りのカフェ』。世界的ピアニストの演奏会を控えたオランピア劇場、美術品収集家が生涯をかけたコレクションを競売にかけようとしているオークションハウス、いまひとつ突き抜けられない女優が舞台の初日を迎えようとしているシャンゼリゼ劇場。カフェ・ド・テアトルは、これら文化的な施設が集まり、セレブが集う地域の一角にあり、そこに行き交う人々の姿を静かに見つめてきた老舗カフェ。そこで働き始めたギャルソン、ジェシカの視線を軸にしながら、小粋な群像会話劇が展開していきます。

ここに登場する色男が俳優、クリストファー・トンプソン。近寄りがたいほどの美男子というわけではなく、ややくたびれたニヒル系。見目麗しさよりも、味のある感じの色男で、歳を重ねるともっと旨味がでそうな青年です。登場した際にパッと目をひくタイプではないのですが、動いたり話したりする姿を観ているうちに気になり始めるニクい奴とでも言いましょうか。彼が演じる皮肉屋のフレデリックが、ポジティブでキュートなジェシカと出会い、少しずつ変化する様子も素敵。どんどん素直になっていくフレデリックを観ているうちに、演じるダニエル自身にもかなり好感を持ち始めてしまうというわけです。

彼は、本作の脚本と監督を手がけたダニエル・トンプソン(『ラ・ブーム』シリーズや『王妃マルゴ』の脚本家)の息子。でも、「なーんだ、親のコネで業界入りしたタイプね」などと早とちりしないで。秀逸な出来映えのこの作品を含め、母の監督作品全てで脚本を共同執筆するほか、脚本家として俳優として才能を発揮している本物。まさに、クリエイティビティあふれるいい男というわけです。脚本に携わった『ブッシュ・ド・ノエル』『愛のエチュード』には出演もしているので、気になった方は手にとってみてはいかがでしょう。

今年で42歳の彼ですが、外見は今後ますます円熟味を増すはずですし、才能の方もますまず磨きがかかるはず。いつかは、母・ダニエルのように監督進出ということも十分あり得ます。母だけでなく、俳優、監督、脚本家を多く輩出するショービズ一家出身だけに(妻は女優のジェラルディン・ペラス)、インスパイアされる人は周囲に唸るほどいるのですから、彼の才能が枯渇することはなさそう。いまもそして“これから”も楽しみな色男の活躍、お見逃しなく!!

《text:June Makiguchi》

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