執念で描き上げたマンモス! ローランド・エメリッヒ監督が 『紀元前1万年』を語る

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『紀元前1万年』ローランド・エメリッヒ監督
  • 『紀元前1万年』ローランド・エメリッヒ監督
  • 『紀元前1万年』 -(C) 2007 Warner Bros. Entertainment Inc.
  • 『紀元前1万年』 -(C) 2007 Warner Bros. Entertainment Inc.
マンモスや野獣たちが闊歩する地上に誕生した、人類最古の英雄とも言うべき青年の旅路と戦いを描いた『紀元前1万年』。監督は、『インデペンデンス・デイ』や『デイ・アフター・トゥモロー』など凄まじいまでの映像世界を作り上げてきたローランド・エメリッヒ監督。マンモスの毛の1本にまでこだわって本作を完成させたというエメリッヒ監督に話を聞いた。

15年も前から監督の頭の中にはこの時代を舞台にした映画の構想があったという。
「石器時代についてのTVドキュメンタリーを見たんですが、そこで人類がマンモスを狩っていたんです。それを見て『ここで描かれているのは、誰も見たことがないような、世界なんじゃないか!』と思いました。この頃からずっと、マンモスハンターを主役にした映画を撮りたいと考えていたんです」。

この言葉通り、マンモスハンターの青年・デレーを主人公に、彼の成長していく姿がつぶさに描かれている。この、一人の青年に焦点を当てた物語の展開に関しても、監督は当初からイメージしていたという。
「英雄の物語を描く——これは最初から決めていたことです。太古より、炎を囲んで人々の口から口へと語り継がれ、伝承されてきた、そんな神話的な話にしたかったんです。ピラミッドや“神”を名乗る王などの存在も含めて、ある意味で以前の『スターゲイト』に近いものがありますね。それと比べて『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』は、幾人もの人々を主人公に、ある大きな災害を前にして、いかに対処していくか、というディザスター・ムービーです。ただ、英雄らしからぬ人々が英雄となっていく、という点においては、いずれも共通しています」。

この人間ドラマとともに、本作を語る上で欠かすことのできないのがやはり、強烈なインパクトを残すマンモス群。撮影における監督、そして俳優陣たちの苦労は並々ならぬものだったようだ。
「マンモスも、サーベルタイガーなどの動物たちも全てCGです。つまり、俳優たちは何もないところで演技しなくてはならない。撮影時は、バツ印のついた長い棒を目印に使うんですが、そのバツ印が動物たちの“目”なんです。それに加えて、狩りの場面をアニメ化したものを俳優たちに事前に見せます。でも、私は俳優に『アニメと同じ動きはするな。想像力を使って動いてくれ』と指示を出しました。最終的に、俳優の動きを参考にアニメーターたちが動物を描く、つまり動物たちが俳優の動きに対してリアクションする、という形でシーンが完成しました。実際、リアリティのある画が作れたと自負しています。みんな最初は、青い棒を相手に演技するなんてバカげてると思って笑ってしまうんですが、慣れてくると楽しんでやってくれたようです」。

そして最後に監督は日本のファンにこんなメッセージを贈ってくれた。
「この映画は製作に2年半かかりましたが、私にとって誇りに思える作品です。地上を忘れて別の世界に入り込んでいただければ幸いです」。

最新の技術を駆使して描かれる太古のロマンにぜひ浸ってほしい。
《text:cinemacafe.net》

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