『僕の彼女はサイボーグ』の小出恵介「今度は海外の俳優さんと絡んでみたい」

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『僕の彼女はサイボーグ』小出恵介 photo:Yoshio Kumagai
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『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』のクァク・ジェヨンが日本のキャスト・スタッフと組んで製作した『僕の彼女はサイボーグ』。前2作以上にとんでもない設定ながら、作品の根底に流れるのはピュアなラブストーリーだ。本作で、サイボーグの彼女に振り回される、一途で優しい青年・ジローを演じた小出恵介に話を聞いた。

クァク監督らしい、魅力あふれるストーリーで、観客をぐいぐい引き込む本作。前2作との違いは、ファンタジックなキャラクター設定と「大地震」というモチーフだ。
「脚本を読んだときはぶっ飛んでるなと思いましたよ(笑)。スケールが大きいし、いままであまりやったことがないジャンルだなと思いました。分かりやすいラブストーリーのような感じがするんですけど、でも単なるラブストーリーじゃないんですよね。大震災もリアルに描いているし、いろんな時間軸もあるし、そういうのをひっくるめて一つの壮大な物語なんですよ。そう思って観ると、逆にいろんな解釈ができる映画だと思います」。

その脚本はもちろんクァク監督の手によるもの。これまでの作品同様に、監督の頭の中には作品の明確なビジョンがあった。
「とは言うものの、やっぱり言葉の壁があるので、大体のことは通じても、演技に関する細かいところって、なかなか通じないし、監督もなかなか伝わらないなと思ってらっしゃったと思います。でも、その時々で監督が自分で演じてみせてくださって。それでほとんど解決しました。“こういうことなんだ”と納得できたんです。最初は、僕なりのジロー像みたいなものがあったんです。でもやっぱり監督の世界なんですよね。監督の色が強いし、ハッキリしているから、何とかそこに付いていくという思いがありました」。

韓国人は監督のみ。ほかのスタッフは日本人ばかりで助監督が少し韓国語を話せる、という状況だったそう。撮影スタイルも日本とは異なる。
「韓国では一本の作品を半年くらいかけてゆっくり撮るみたいな感じらしいんです。今回の現場は、監督のスタイルと日本の一般的なやり方との中間的な感じだったのかな? だから韓国映画でもないし、日本映画っていうわけでもない。何かそういうあんばいになってるんじゃないかなと思います」。

そうした経験を経て、役者・小出恵介が変わったところはあるだろうか?
「役者としてタフになった気がしますね。この映画を撮り終わってからは、ちょっとやそっとじゃ動じないと言うか(笑)。戸惑ったりすることもなくなりました。逆に、それくらいスゴイ、いままでの自分の中にないことが現場で起きていたんですよ。演技の付け方もそうだし、求められ方とか。すごく細かいところまで、指示されました。ここでこういう表情をして振り向いて、こうやって歩いて、とか。演技を決め込む感じです。それまで、そういう演出をされたことがあまりなかったので難しくて。でもそれ以来、どんな指示、要求があっても応えられるようになりました。だって、クァク監督ほど細かい人はいないから。そういうところが僕の力になったのかなと思います」。

日本のみならず世界10か国での公開が予定されている本作。「海外で上映されて、自分のことを知ってもらえるのは嬉しいです」と笑う。普通に韓国映画界からオファーが来る可能性だってあるのだ。
「それは良いかもしれない。そういう広がり方はすごい良いですね! 今度は海外の俳優さんとも絡んでみたいし、向こうの現場に行ってみたいですね」。

《photo:Yoshio Kumagai》

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