堺雅人は“素敵なルビー色のジャージ”に困惑も、鮎川誠「ジャージ最高!」

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『ジャージの二人』舞台挨拶。(前列左から)水野美紀、堺雅人、鮎川誠、大楠道代 、(後列左から)中村義洋監督、田中あさみ、ダンカン。
  • 『ジャージの二人』舞台挨拶。(前列左から)水野美紀、堺雅人、鮎川誠、大楠道代 、(後列左から)中村義洋監督、田中あさみ、ダンカン。
  • 『ジャージの二人』舞台挨拶にて 堺雅人。
  • 『ジャージの二人』舞台挨拶にて 鮎川誠。
東京の喧騒を離れた北軽井沢の別荘を舞台に、何をするでもない32歳の“僕”と54歳の父、そして彼らを取り巻く個性的な人物たちの姿をユーモアたっぷりに描いた『ジャージの二人』。芥川賞作家・長嶋有の同名小説を原作にした本作がのプレミア試写会が7月16日(水)に行われ、主演の堺雅人に鮎川誠(シーナ&ロケッツ)、水野美紀、田中あさみ、ダンカン、大楠道代、中村義洋監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。

「今日は、久々にみなさんとお会いして、撮影の記憶が蘇ってきました」と嬉しそうに語る堺さん。今回の映画で、初めてジャージに袖を通したときの気持ちを聞いてみると「初めは『ああ、やはりこれを着るのか』というあきらめにも似た気持ちで、着てみて改めて『この映画でかっこつけることはできないんだな…』と思いました」と語ってくれた。ちなみに堺さんが着たのは赤い色のジャージだが「あるファッション誌の取材を受けたとき、『素敵なルビー色のジャージですね』と言っていただきまして、ファッション誌の方はこれをルビー色と表現するのか…と(笑)。みなさん、素敵なルビー色をご堪能してください!」と笑顔で呼びかけた。

水野さんは“僕”の妻だが、ほかの男と恋愛中という役。「不倫中の妻の水野です!」と挨拶して会場をわかせた。「こんなに素敵な旦那さんがいるのに…」と水野さん自身はこの妻に共感できないようだが、水野さんが堺さんに「妻にあんなことされたらどうします?」と尋ねてみると、堺さんからは意外にも「『なんてひどい妻なんだ!』と思ってましたが、そのうちに、わからんでもないな、という気持ちになってきましたね。『この人、実はただの悪役じゃないぞ』と思えてきました」という答えが返ってきた。

ダンカンさんは父の友人の岡田さんを演じたが、映画について「堺さんと鮎川さんの2人の人柄が、そのままジャージを着て出来たような作品」と語った。

“僕”と異母兄妹となる花ちゃん役の田中さんは「初めての映画出演で、業界用語が飛び交う現場の中で、最初はどこにいればいいのかもわからない状態でした。でも堺さんと鮎川さんを始め、みなさんが優しくしてくださり、楽しい撮影になりました」とふり返った。

そして“僕”と父から魔女なのではないかと怪しまれる、近所の遠山さんに扮した大楠さんだが、「私自身、完成した作品を観て、やはり自分は魔女だったんだと確信した」とか。

鮎川さんは、実際に撮影で使用したジャージを手に登場。リクエストに応えて舞台上でそのジャージを羽織ると、場内からは大きな拍手がわき起こった。ジャージには、先日行った博多でのライヴでファンが書いてくれたという無数のサインが。鮎川さんは「演技に関してはライヴと一緒でその場の思いつきでやっていました。でもあまりにセリフの覚えが悪くてダンカンさんに怒られました(笑)」とふり返った。この鮎川さんについて堺さんが「楽器のセッションを行うかのように、一つ一つ演技を積み重ねていく感じでした」と語れば、大楠さんも「セリフを忘れたのかと思ったら、ゆっくりと間をおいてポツリポツリと出てくる。これを後で見てみると『やられた!』と思わされるんですよ」と絶賛。ダンカンさんからは「時々ではなく、いつもセリフを忘れていた」という突っ込みが入ったが、鮎川さんは「それが、間というものなんです!」とニヤリ。会場は再び拍手に包まれた。

監督は、ダンカンさんから「少年院を脱走してきた人がいますよ!」とからかわれながらも登壇者の中で、ただ一人、全身ジャージというフル装備で登場。「暑い日に、涼んでもらうために作った映画です。好き嫌いの分かれる映画だと思いますが、少しでも気に入ったら、同じく気に入っていただけそうなお友達にお薦めしてあげてください」となんともゆるい口調で呼びかけた。

最後には鮎川さんが「ジャージは最高だ! イェーッ、ロックンロール!!」と絶叫し、舞台挨拶は幕を閉じた。

『ジャージの二人』は恵比寿ガーデンシネマ、角川シネマ新宿、銀座テアトルシネマほか全国にて順次公開。
《text:cinemacafe.net》

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