「次は潜るか出家するか」蒼井優4年ぶりの単独主演『百万円と苦虫女』

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『百万円と苦虫女』初日舞台挨拶にて(左から)竹財輝之助、蒼井優、ピエール瀧、タナダユキ監督
  • 『百万円と苦虫女』初日舞台挨拶にて(左から)竹財輝之助、蒼井優、ピエール瀧、タナダユキ監督
  • 『百万円と苦虫女』初日舞台挨拶にて 蒼井優
  • 『百万円と苦虫女』初日舞台挨拶にて 竹財輝之助
「100万円貯まったら出て行きます!」。そう宣言して家を出て以来、100万円貯まるごとに違う土地へ移り住む21歳の鈴子の強さと弱さ、そして成長を描いた『百万円と苦虫女』が7月19日(土)に公開初日を迎えた。鈴子役で4年ぶりの単独主演を果たした蒼井優、ピエール瀧、竹財輝之助、そしてタナダユキ監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は監督のオリジナル脚本。蒼井さんは、「台本を読み終わった時点で、台本を読み終わったというよりも1本の映画を観終わったという感覚だったんです」と絶賛した。「それぞれのキャラクターだったり、風景ですらも動き出しているような感じがありました。読み終わった後は自分の背中をそっと押してくれるようなものだったので、主演という、いつもはちょっと逃げがちな立ち位置なんですけど(笑)、挑戦することが出来たのかなと思っています。台本が本当にステキだったので、その通りに鈴子を演じたい、台本に忠実に出来るかなと思ってやってたんですけど、演じてみると、“こんな感情がこの場で流れたんだ”とか、いろんな発見をしました。本当にお芝居をやっていて楽しかったです」と、“鈴子”をふり返った。鈴子の旅はまだ続きそうだが、蒼井さんが“もしまた鈴子を演じるとしたら?”という質問に「あまさんになってみたい」と即答。これに応えたタナダ監督の「どっちの?」というコメントに会場は爆笑。「出家しちゃダメでしょ!」と笑うピエールさんに、「じゃあ、あま(海女・尼)さんシリーズで」(蒼井さん)、「潜ったり出家したりね」(タナダ監督)と答えた女性陣。また違った意味で続編が観てみたいです。

ある街で鈴子が出会う大学生・中島を演じたのは森山未來さん。舞台出演中のため舞台挨拶に登壇できなかった森山さんは、監督と蒼井さんにこんなメッセージを贈った。「『百万円と苦虫女』公開初日おめでとうございます。僕はタナダ監督と優ちゃんに囲まれてしまうと、その存在感に気圧されてタジタジになって、どうにも自分自身がいたたまれなくなるので、今日はそちらには行きません。それほどキラキラ輝く2人が作った映画が面白くならないわけがありません。限りなく多くの人にこの映画を楽しんでいただければ、これ幸いです」。

鈴子が海の家で出会うサーファー、ユウキ役の竹財さん。蒼井さんとの共演について「楽しかったです。芝居をしているってこんな感じなのかなというのを初めて味わえたし、掛け合いというか、話をしているのが楽しかったので、本当に貴重な経験が出来て良かったです」と蒼井さんを絶賛。桃畑で働く春夫役のピエールさんも、「あの農家の格好してると良いよね。“萌えー”って感じでね(笑)。こんな娘が来ちゃうとそりゃあ、田舎の人は大変なことになりますよ、って。すごく似合っててかわいらしいなと思って見てました」とニッコリ。ある意味、蒼井さんのコスプレが観られます。

タナダ監督は、「今回は自分で脚本を書いたので、頭が固くならないようにというのは考えました」と、本作の演出について語った。「やっぱり、台本をお渡しして、役者さんがいろいろ考えて返してくださるものに対して、“こういう考え方もあるんだ”と素直に思えるようにストライクゾーンを広く取れたのは俳優さんたちのおかげだと思います」。カーテンを手作りするなど、女性として共感できるエピソードが出てくるが「女性監督だと“女性ならではの視点”と言われがちですが、最近、おっさん化が顕著に進んでいるので…」と、会場をわかせた。いえいえ、とても素敵な女性に見えますよ、タナダ監督!

そんな監督が「もしほんのちょっとでも面白いと思う部分がおありでしたら、『面白い映画があるので、ぜひ劇場に足を運んでください』と宣伝していただければ嬉しいです。もし全然面白くないと思ったら、『全然面白くない映画があるので、劇場で確かめてほしい』と宣伝してくれれば幸いです」とアピールする『百万円と苦虫女』はシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次公開。
《text:cinemacafe.net》

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