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木村佳乃と中越典子の“女の情念”バトルに楳図かずおは戦々恐々どころか喜色満面!

強烈な個性を放つ画風と物語で日本に“ホラー漫画”というジャンルを確立させた異能の漫画家・楳図かずおと“Jホラーの父”鶴田法男がタッグを組み、女たちの“美”への情念を綴った『おろち』。9月20日(土)の公開に先駆けて、9月8日(月)に楳図かずお、主演の木村佳乃、中越典子が出席しての記者会見、トークイベントが開催された。

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『おろち』トークイベントでグワシ! 楳図かずおを囲む木村佳乃と中越典子。
『おろち』トークイベントでグワシ! 楳図かずおを囲む木村佳乃と中越典子。
  • 『おろち』トークイベントでグワシ! 楳図かずおを囲む木村佳乃と中越典子。
  • これまでにない暴力的な木村佳乃が見られる?
  • 中越典子は殴られる側? かなり激しいバトルが展開される。 
強烈な個性を放つ画風と物語で日本に“ホラー漫画”というジャンルを確立させた異能の漫画家・楳図かずおと“Jホラーの父”鶴田法男がタッグを組み、女たちの“美”への情念を綴った『おろち』。9月20日(土)の公開に先駆けて、9月8日(月)に楳図かずお、主演の木村佳乃、中越典子が出席しての記者会見、トークイベントが開催された。

木村さんは門前葵と、その娘で中越さん演じる理沙の姉・一草(かずさ)の二役を演じたが「最初はこの二役を『果たして自分に演じきれるのか?』と不安でした。特に一草は理沙を激しく暴行しますが、私は基本的に暴力が嫌い。だから一草がなぜそこまで暴力に訴えるのか分からず、彼女を理解するまではかなり悩みました」と明かした。それでも「やるとなったら中途半端ではなく徹底的にやる」(木村さん)という言葉通り、姉妹間のバトルは相当激しいらしく「本気の殴り合いをしてます。髪の毛を思い切り引っ張るシーンがあるんですが、抜けちゃうんじゃないかと心配になりました」とふり返った。

楳図さんもこの姉妹の戦いには相当興奮した様子。「やりまくる木村さんに比べて中越さんはやられ役。でも、中越さんがしっかりと受けて立つので見応えがあります。2人はほとんど“男”になってましたね。木村さんが中越さんに水をかけるシーンでは、中越さんの目が本気で恨めしそうでした(笑)」と凄まじいまでの2人のバトルを見どころとして挙げた。さらに、作品については「女性ってのは怖いですね。でもそこが面白いんです!」と心から嬉しそうな表情で語った。

この日は“美”をテーマにトークが展開されたが、劇中で描かれる老い、美の崩壊への恐怖について木村さんが「大切なのは内面の美しさ」と言えば、中越さんも「内面的、精神的な強さが外見に現れてくるもの」と表面的な美しさへの執着を一蹴。そして「恋をするのは大切!」と口を揃えた。

中越さんは木村さんと共演しての感想を尋ねられると「最高! 大好きです。頼もしく、美しく、すごく気持ちの良い方で、女として、女優として一緒にいて学ぶことが多かったです」と手放しの大絶賛。一方で楳図さんについては「先生は、何度お会いしても私のことを覚えてくださらないんです!」と不満をぶつけた。楳図さんに言わせると「この人はいつも、会うごとに顔が変わっちゃうんです。こないだ対談でお会いしたときも、『やけに親しげに話しかけてくるけど、この人誰だ?』って思ってました(笑)。中越さんは“カメレオンナ”なんです!」とのこと。この命名に木村さんは爆笑。「ぜひ『カメレオンナ』っていう漫画を描いてほしい」とリクエストした。一体どんな漫画になるのか…。

また、9月3日(水)で72歳を迎えた楳図さんをお祝いするため、赤と白の“楳図カラー”の特製ケーキが運び込まれた。さらに、中越さんは花束を、木村さんは劇中で姉妹が口ずさむ歌が流れるオルゴールをプレゼント。楳図さんは嬉しそうに客席に向けてお得意の“グワシ!”のポーズで決めてくれた。

木村さん、中越さんがそれぞれ「お化けが出てくるようなホラーではなく、人間の怖さが描かれています」(木村さん)、「大蛇(おろち)でみなさんの心を締め付けます!」(中越さん)とアピールする『おろち』は9月20日(土)より全国東映系にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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