“子供の妊娠”にPTAから質問殺到! 『コドモのコドモ』ママさん試写会開催

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『コドモのコドモ』 萩生田宏治監督
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小学生の妊娠という衝撃的な題材を通して、命の大切さを見つめる『コドモのコドモ』。先日、釜山国際映画祭への出品も決まった本作だが、早くから賛否両論を呼んでいる。9月27日(土)の公開に先駆けて、9月9日(火)、観客を母親に限定した“ママさん試写会”が開催され、上映後に行われたトークショーに萩生田宏治監督が登壇した。

ママさんたちで埋め尽くされた客席を前に、緊張した面持ちで登場した監督は、「さそう(あきら)さんの原作に巡り会って、驚いたのと同時に、子供たちに共感できる部分がありました。小学生のお腹の中に子供がいるというフィクションによって、普段は見えない子供の本来の力を描けるのではないかと思い、この作品を作りました」と挨拶。子供を持つ身として母親たちは、熱心に監督の話に耳を傾け、監督に次々と質問をぶつけた。特に、質問が集中したのが、“小学5年生の妊娠”について。荻生田監督によれば、撮影前に性教育専門の先生による講義を受け、不明点は随時保護者にも相談しながら撮影を進めていったそうだが、観客の一人から「子供たちへの性教育のレクチャーはどんなものだったのか?」との質問が。監督は「まだ5年生ぐらいだと“産む”という意識ではないので、お母さんのお腹の中で育っていって自分がどう産まれてきたのか、まずその説明から入りました。その後に、女性と男性との性教育の核を教えてくれたので、子供たちは最初に命の大切さが分かったようです。僕自身もそのレクチャーに、とても感動してしまったんですけどね(笑)」とふり返った。

また、5歳の子供と一緒に本作を観たいという母親からは、「子供の出産にはもっと心の問題が伴うはずだが、それをあえて明るく描いた理由は?」との鋭い質問が。これには監督は「今回は自分が感動した部分を忠実に再現しました。(子供たちは)『子供が出来てしまった』というような感情的なことよりも、自然な本能的な部分で、子供を産むことを決めたのではないかと考えています」と自身の見解を述べた。そして、映画に出演した子役たちについて監督は「分からないことがあってもとりあえずやってみる。やると決めたら一生懸命で、とにかく彼らは逃げないんです」と感心した様子。「夏と冬の二季に分けて撮影をしたのですが、夏は予測がつかないことも多く日々ドキドキしていたようです。でも、冬の撮影には、彼らは自分の弱いところも自覚した上で来てくれた。もう、僕が何も言わなくても、がんばれるんだなと思いました」と父親のような眼差しで彼らの奮闘ぶりを讃えた。

試写会後には、涙ながらに「ぜひいろんな方にこの映画を伝えたい」との声や、「観る前は否定的な気持ちがあったが、子供の姿勢や生き方、存在が真摯で感動の涙が出た」(34歳・主婦)、「命というものが軽んじられている時代に、命の大切さを感じられる作品。子供たちがキラキラしていて良かったです。子供と一緒に観てほしい!」(39歳・主婦)など、作品を後押しする声が多くの母親たちから寄せられた。

『コドモのコドモ』は、9月27日(土)より渋谷シネ・アミューズ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
《text:cinemacafe.net》

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