たけし、ヴェネチアから帰国早々『ポニョ』とミッキー・ロークへの怒りを爆発!

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『アキレスと亀』試写会で舞台挨拶に立った麻生久美子、北野武監督、樋口可南子、柳憂怜。
  • 『アキレスと亀』試写会で舞台挨拶に立った麻生久美子、北野武監督、樋口可南子、柳憂怜。
  • 『アキレスと亀』試写会にて 北野武監督。
  • 『アキレスと亀』試写会にて 樋口可南子。
先日開催されたヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、惜しくもグランプリ受賞はならなかったものの、現地の批評家、マスコミ、そしてファンに称賛をもって受け止められた北野武監督の『アキレスと亀』。9月20日(土)より日本での公開を迎える本作の試写会が9月11日(火)に開催された。上映前の舞台挨拶に、北野監督に共演の樋口可南子、麻生久美子、柳憂怜が登壇し、会場は大きな盛り上がりを見せた。

北野監督は本作に懸ける意気込みを「『TAKESHIS’』で事務所が傾いてしまい、『監督・ばんざい!』で完全におかしくなって、山本モナで完全に終わってしまった(笑)。『アキレスと亀』で傾いた事務所を立て直し、借金も全部返そうとして作った」と自虐的に語り、早速、会場の爆笑を誘った。さらに、ヴェネチア国際映画祭については「(金獅子賞を獲得した)『HANA−BI』のときと同じくらい盛り上がったんで、賞を獲るんじゃないかと乾杯してたら、3日後に“股の下のポニョ”という憎たらしい映画が出てきてイヤな予感がした。『ポニョより亀の方がデカいだろ!』とか言ってたら(笑)、結果的にミッキー・ローク(『ザ・レスラー』)が持っていきやがって本当に腹立たしい!」とまくし立てた。詰めかけたファンに向かっては「毎回、『たけしは海外での評価は高いけど、日本ではダメ』と書かれて、涙も枯れ果てた情けない状態になっていますので、みなさん、よろしくお願いします!」と少し弱気な一面も?

北野作品への出演を「10年来の夢だった」と語る麻生さんは撮影について「うわさには聞いてましたが、本番の1回目でほぼOKが出るという感じでした。『あれでいいのかな?』と不安でしたが、すごく良い緊張感の中で芝居が出来るということに気づいて、とても勉強になりました」とふり返った。これについて監督は「フィルム代がないってこともあるんだけど(笑)、演芸場の舞台で漫才やってた経験から、1発目が一番おもしろいとしか考えられない」と断言し、「今回も腕のある俳優さんを雇ったんで、見事に演じていただいて、本当に助かりました」と俳優陣を称えた。

主人公の売れない画家・真知寿を支える妻の幸子に扮した樋口さんも、北野作品への出演は初めて。「お話をいただいたときはびっくりして、そしてとても嬉しかったです。女優生活で初めて着ぐるみを着せていただいたり、驚きの連続でした」とふり返った。作品については「真知寿はひどいんです(笑)。この人に付いていく奥さんは本当に偉いとは思うんですが、これが良い夫婦に見えるのか? それとも2人ともひどい夫婦に見えるのか? お客さんに私たちが聞きたいくらいです」と語った。

柳さんは「僕も監督の作品に出たくて出たくて、(『3−4X10月』以来)18年待ってやっと出していただきました。でもその割には、全然芝居が変わってなくて自分でがっかりしたんですが…」と苦笑い。北野監督はこれに「憂怜くんは上手からず、下手からずって感じで(笑)。『たけし軍団』に来たときから、いるのかいないのかわかんなくて“ユーレイ”って芸名つけちゃったぐらいだから」とフォローと見せかけて毒舌を浴びせ、再び会場は笑いに包まれた。さらに、北野監督は映画について「日本では親が子供に『好きな職業に就け』と言うのに加えて『その職業で出世して金を稼げ』と言うようになった。本当は、好きな仕事でそこそこ喰えれば十分ということを伝える映画で、芸術家に巻き込まれた友人やカミさんがひどい目に遭っているというお話です」と語り、「今日は“特別招待”ですけどそれは単にタダってことですので(笑)、2度、3度と観に来てください」と呼びかけた。

日本の観客の評価はいかに? 『アキレスと亀』は9月20日(土)よりテアトル新宿、銀座テアトルシネマにて公開。
《text:cinemacafe.net》

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