秋、しっとり香る女の色気vol.3 子役からファムファタールへ、変貌を遂げたのは…

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『彼が二度愛したS』 -(C) 2007 The Tourist Pictures, LLC. All rights reserved.
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  • 『ランド・オブ・プレンティ』 メイン
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子役時代から活躍している俳優を見ると、その成長ぶりに驚かされることがあります。成長ぶりとは、俳優としての成長などという難しい話ではなく、あくまでも“肉体的な発育”のこと。それはまさに、「あらまあ、○○さんところのあの子、こんなに大きくなっちゃったのね」という近所のオバサン感覚。ミシェル・ウィリアムズなんてそのいい例かもしれません。

確か、最初に彼女を見たのは『スピーシーズ/種の起源』。何と美女のエイリアンの子供時代を演じていました。その前年、14歳で『名犬ラッシー』に出演しスクリーンデビューしていたとはいえ、B級ホラーに出演してしまった痛手が大きかったのか、その後しばらくは映画には出演せず。TVに活躍の場を移し、1998年から6年にもわたり、ティーンに人気だったTVドラマ「ドーソンズ・クリーク」に出演していました。10代のはずなのに、どこか達観したような大人びた影がほかの出演者とは違っていて、一人だけ奥行きのある演技を見せていましたっけ。そうそう、このときの同級生役に、トム・クルーズの現妻、ケイティ・ホームズもいましたね。ミシェルは、ここでの人気が不動のものとなり、さらには演技力の高さが認められ、その後は映画界での起用が相次ぎました。ヴィム・ヴェンダースの『ランド・オブ・プレンティ』(写真右上)を観たときには、まさに近所のオバサン状態。

ちょうど少女から女性へと変化する時期だったせいもありましたが、女優としてもワンステップもツーステップも階段を上ったのが、見ていて手に取るように分かり、感慨もひとしおでした。「あの子供エイリアンがねぇ」と。彼女のアンニュイな雰囲気もヴェンダースの世界にハマっていましたし。その次の、アン・リー監督作『ブロークバック・マウンテン』も記憶に新しいところ。共演者だったヒース・レジャーとの熱愛の末、1児をもうけたものの破局。その後、ヒースが早すぎる死を迎えるなど、ここ数年はめまぐるしい変化を体験した彼女。もう、いい加減「あらまあ、あの子が」などと、子供扱いなどできませんね。

現在はマーティン・スコセッシの新作を撮影中とか。この11月には『彼が二度愛したS』(写真上・左)が公開となりますが、ここではファムファタールを熱演。ヒュー・ジャックマン、ユアン・マクレガーという2人のいい男に挟まれて、程よい色気を感じさせる運命の女を演じる彼女は、この9月に28歳になったばかり。今後、どんな変化を見せてくれるのか楽しみ。個人的には、意外性のあるハジけた役など見てみたいのですが。

《text:June Makiguchi》

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