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ファッション小噺vol.93 ショートムービーで楽しむ不思議ちゃん系ゆるキャラ

日本で2兆円とも4兆円とも言われているキャラクター市場を支える、数多くのキャラクターたち。中でもここ数年は、ゆるキャラが人気を博しているのはご承知のとおり。一見、完成度が低くて素人でも描けそうなのに、決して描けない絶妙な“ゆるかわいさ”で女性たちを虜にしています。先日読んだ「日経エンタテインメント!」によると、ファンシー系キャラクターでトップクラスの人気を誇るのがリラックマだそう。確かに、見ているだけでダラダラしたくなってくる、脱力感は比類なきレベル。映画界ではロシアのチェブラーシカも根強い人気ですけれど。

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ゆるゆる系キャラ、豆しばに癒やされる! photo:June Makiguchi
ゆるゆる系キャラ、豆しばに癒やされる! photo:June Makiguchi
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日本で2兆円とも4兆円とも言われているキャラクター市場を支える、数多くのキャラクターたち。中でもここ数年は、ゆるキャラが人気を博しているのはご承知のとおり。一見、完成度が低くて素人でも描けそうなのに、決して描けない絶妙な“ゆるかわいさ”で女性たちを虜にしています。先日読んだ「日経エンタテインメント!」によると、ファンシー系キャラクターでトップクラスの人気を誇るのがリラックマだそう。確かに、見ているだけでダラダラしたくなってくる、脱力感は比類なきレベル。映画界ではロシアのチェブラーシカも根強い人気ですけれど。

映像系ゆるキャラといえば、最近気になるのは、TVでもよく見かける豆しば。やる気のなさそうな「豆しば〜〜」という掛け声とともに、アニメーションがスタート。人々が日常生活を送る中で、豆食品(納豆とか、枝豆とか、グリーンピースとか)を前にしたとき、ある一粒がコロコロと転がり出てきて、つぶらな瞳を向けたかと思うと「ねえ、知ってる? フランス語でたんぽぽのこと、オネショって言うんだよ」、「ねえ、知ってる? カンガルーのお腹の袋ってすっごく臭いんだって」などと、全く脈絡のない、そして知りたくもなかったような“豆知識”をぽつりと披露するのです。そう、完全なるオマメ界の不思議ちゃんというわけ。

正直言って、最初は「なんじゃそりゃ?」と思っているのですが、近頃は「豆しば〜〜」の掛け声を聞くと、ついTVの方に顔を向けてしまいます。そんな人、ほかにもいるのではないでしょうか。

彼らの正体は、豆なのか犬なのか不明。ずっと、豆を扱う食品会社の企業CMか何かだと思っていたら、そうではなく彼らはれっきとした独立系キャラ。なぜ突然誕生したのか、今後どうなっていくのかなど、詳しいことはよく分かりません。が、種類は驚くほどいます。謎が多すぎるヤツらですが、突然、ショートムービーとしてTVに流れるという登場の仕方が、これまでのキャラと違ってなんだか大胆。どうしても気になるという方は、ホームページをどうぞ。新作情報なども公表されていたりします。

さて、この豆しば、最近ではどんどんグッズ商品も生まれています。ファッションと呼べるかどうかは疑問ですが、定番のキーホルダーとか、永遠にプチプチできる∞(むげん)エダマメの豆しばバージョンとか。手のり豆ぬいぐるみなるものも登場していますが、入手できるのは限られたところのみ。先日、とあるゲームセンターに豆しばのクレーンゲームがあるというので、その情報を入手するや否や、気になっていた私は早速赴き、何種類かゲットしてきました。

キャラクターって、いなくても生きていけるけど、そばにいるとなんだかちょっと嬉しい。みんなが感じるそんな“ちょっとした嬉しさ”が、巨大キャラクター市場を支えているのかもしれませんね。



豆しば公式サイト
http://dogatch.jp/special/mameshiba/top.html

∞エダマメ 豆しばバージョン
http://www.asovision.com/edamame/mameshiba.html
《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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