美しい青い瞳が印象的な二枚目、ポール・ニューマンが83歳で死去

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2006年11月、まだまだ元気にロバート・レッドフォードと談笑するポール・ニューマン -(C) Reuters/AFLO
  • 2006年11月、まだまだ元気にロバート・レッドフォードと談笑するポール・ニューマン -(C) Reuters/AFLO
『明日に向って撃て!』、『スティング』など数々の名作に主演した名優、ポール・ニューマンが26日、コネティカット州の自宅で家族や友人に看取られて亡くなった。享年83。

ニューマンは昨年5月に、記憶の衰えなどを理由に「自分の望むレベルでの仕事が出来なくなった」と俳優引退を表明。今年に入って、健康上の理由から今秋予定されていた舞台「二十日鼠と人間」の演出も降板した。6月には彼の友人を通してガンと闘病中と伝えられ、7月31日にニューヨークの病院で化学療法を終えた後は自宅で静養していた。

美しい青い瞳が印象的な二枚目だが、演じるのは反骨精神あふれる男らしい役が多く、娯楽作から社会派の作品まで幅広いジャンルで活躍し、『レーチェル レーチェル』など監督作もある。10度ノミネートされたアカデミー賞では1986年に名誉賞を受賞し、翌年に『ハスラー2』で主演男優賞を、慈善活動の功績に対して同賞のジーン・ハーショルト友愛賞を受賞している。

『明日に向って撃て!』をはじめ、ニューマンと息の合う名コンビだったロバート・レッドフォードは訃報を受け、「感情が言葉にならないときがある。私は本当の友人を失った」と言葉少なにコメントした。ケヴィン・スペイシーは「偉大で謙虚な巨人」と故人を評し、「演技の仕事に就く全ての者にとって模範となるべき人物。彼はまるで手術で除去したかのように、エゴというものを持たない人でした」と語った。

俳優として最後の仕事は、声の出演をした2006年の『カーズ』。伝説的なレース・カーのドク・ハドソンという役どころは、70年代にカーレースにのめり込み、44歳にしてレース・ドライバーになったニューマンらしい選択だったかもしれない。



2006年11月、ニューヨークで開催されたサンダンス・インスティテュートにてロバート・レッドフォードと談笑するニューマン。

© Reuters/AFLO
《text:Yuki Tominaga》
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