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【TIFFレポート07】人間国宝が殴られた!? 『THE CODE』会見で暴露!

「探偵事務所5」は創立60周年を迎える格式ある探偵事務所。所属する探偵に名前はなく、5を先頭にする3ケタのコードネームで互いを認識しあっている。インターネット・ドラマで高い人気を誇る“探偵事務所5”シリーズの劇場用長編第2作目となる『THE CODE/暗号』が10月18日(土)にワールド・プレミアとして上映され、舞台挨拶の後、林海象監督、尾上菊之助、稲森いずみ、宍戸錠、貫地谷しほり、松方弘樹、佐野史郎、松岡俊介が出席しての記者会見が行われた。

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『THE CODE/暗号』の記者会見にて(左から)林海象監督、貫地谷しほり、宍戸錠、尾上菊之助、稲森いずみ、松方弘樹、松岡俊介、佐野史郎
『THE CODE/暗号』の記者会見にて(左から)林海象監督、貫地谷しほり、宍戸錠、尾上菊之助、稲森いずみ、松方弘樹、松岡俊介、佐野史郎
  • 『THE CODE/暗号』の記者会見にて(左から)林海象監督、貫地谷しほり、宍戸錠、尾上菊之助、稲森いずみ、松方弘樹、松岡俊介、佐野史郎
  • 『THE CODE/暗号』の記者会見にて尾上菊之助と稲森いずみ
  • 『THE CODE/暗号』の記者会見にて貫地谷しほり
「探偵事務所5」は創立60周年を迎える格式ある探偵事務所。所属する探偵に名前はなく、5を先頭にする3ケタのコードネームで互いを認識しあっている。インターネット・ドラマで高い人気を誇る“探偵事務所5”シリーズの劇場用長編第2作目となる『THE CODE/暗号』が10月18日(土)にワールド・プレミアとして上映され、舞台挨拶の後、林海象監督、尾上菊之助、稲森いずみ、宍戸錠、貫地谷しほり、松方弘樹、佐野史郎、松岡俊介が出席しての記者会見が行われた。

尾上さんにとって、現代劇でのアクションは初めて。「これまで立ち回りとかチャンバラはありましたけど…(笑)。(自分が演じる)507は暗号解読のエキスパートですから、デスクワークがメインだろうと、身体作りとかしていなかったんです。ある日、マフィアにからまれるシーンがあり、スタントの方もいらっしゃったんですけども、自分でやらせていただきました。ですが、やっぱりトレーニングしていないものですから、思いっきりスタントの方に殴られてしまって、逆にスタントの方に申し訳ないなと思わせてしまいました(笑)」とのコメントに林監督も「いずれ人間国宝になる方なんだから、『殴っちゃダメ!』って言いました(笑)」そうだ。

そんな尾上さんの印象について稲森さんは「不思議な人」と話した。「最初にお会いしたときは。目の力がすごく強くて、クールな感じがして、本当に神秘的な雰囲気を持っている方だなと思っていました。撮影に入って、いろんなお話をしたんですけど、お茶目な、面白い部分もあったりして、本当に撮影中は和やかに楽しく過ごさせていただきました」と尾上さんの素顔を明かした。

「(上海での)撮影初日の夜、交通量の激しいところで507と一緒に歩くシーンで、監督に言われたのは、『轢かれないように気を付けろ』でした。初日だったので、それがビックリしましたね。現場が大変だってことをそれで知りました。轢かれずに良かったです(笑)」と話したのは松岡さん。「上海ロケは楽しかった」と誰もが口を揃えて話していた。

しかし、そこで意外な苦労をしたのが松方さん。「食事が合わずに大変でした。毎日、日本食ばかり食べていた」そう。「素晴らしい老け役」と宍戸さんに絶賛されていたが、「今度は実年齢(66歳)に近い年齢で、また林監督の作品に出たい」と自己アピールしていた。

この豪華キャストの中で、上海に行けず東京に居残っていたのが佐野さんと貫地谷さん。佐野さんは「(佐野さん演じる)501は幹部ですから、東京から指令を出し、東京で待ち受けておりました。クランクアップした直後に、稲森さんからメールをいただきまして。しかも写真付きで。クランクアップした嬉しさと、上海の美しさと現場の雰囲気が伝わってきて、正直言って、501としては嫉妬しましたね(笑)」。

そして、もう一人の居残り組、貫地谷さんにもメールがあったのかと聞くと「私にはなかったです…」と、少々寂しそう。それでも「居残り組でしたけど、本当にカッコイイ映画になっていたので、出演出来てラッキーです!」とニッコリ。貫地谷さんが演じる宍戸瞳は探偵500(宍戸さん)の孫娘。毎回登場しては探偵予備軍的な役回りだ。「やっぱり探偵になりたいです。でもここまで来たら、いつまで制服を着続けられるかっていうのに挑戦したいという気持ちにもなってます(笑)」と妙な意気込み。監督にその辺りを聞いてみると、「探偵になりますよ!」と即答だった。瞳の今後に要注目である。

瞳の祖父、探偵500を演じている宍戸さんは本作についてこう説明した。「このシリーズは強いて言えば、“探偵事務所5”というところが主役です。この映画に関しては、林監督は、かなり重厚な感じで作ってます。その現場を見せたいくらいですよ。上海と日本で撮影しているんですけど、日本で撮影しているシーンも、『ここはどこなんろう?』って思うくらいスゴイ映画です」。

「探偵事務所5」では探偵全員が黒いスーツに黒いネクタイ、そして黒い帽子を着用している。「このシリーズの前に作った濱マイク(『話が人生最悪の時』)は、とっぽい格好をした探偵だったんです。だから今回のシリーズではおとなしめなビジュアルにしようと思ったんですけど…逆に目立っちゃいましたね」とのこと。また、その独特な世界観について、「よく、いつの時代ですかと聞かれてしまうんです。撮影していて、僕がウットリするような映画を撮ることを大事にしています」と笑った。海象ワールドの魅力はどうやら、この辺りにありそうだ。

『THE CODE/暗号』は2009年初夏、全国にて公開。

第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
《シネマカフェ編集部》

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