【TIFFレポート09】J・ムーア、特大まんじゅうに大喜び! 『ブラインドネス』

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『ブラインドネス』記者会見(左より)芝田山親方、木村佳乃、ジュリアン・ムーア、伊勢谷友介、フェルナンド・メイレレス監督
  • 『ブラインドネス』記者会見(左より)芝田山親方、木村佳乃、ジュリアン・ムーア、伊勢谷友介、フェルナンド・メイレレス監督
  • 『ブラインドネス』主演のジュリアン・ムーア
  • 『ブラインドネス』 木村佳乃
驚異的な力で人間の視力を奪う原因不明の伝染病“ブラインドネス=白の病”により、恐怖とパニックに陥った人々を描いた『ブラインドネス』。ブラジルの鬼才、フェルナンド・メイレレスの指揮により日本・ブラジル・カナダのキャスト・スタッフが集結した本作が、日本での公開に先駆けて、東京国際映画祭の特別招待作品として上映された。昨日の上映から一夜明け、10月20日(月)、来日中のジュリアン・ムーアと共演の伊勢谷友介、木村佳乃、脚本のドン・マッケラー、プロデューサーのニヴ・フィッチマンと酒井園子、そしてメイレレス監督による記者会見が行われた。

人々が視力を失う中でただ一人、失明を逃れ果敢に恐怖と戦う女性を演じたジュリアン。今回、初来日となったが「日本のみなさんに温かく歓迎いただいて、とても感動しています」と挨拶。本作が出品されたカンヌ国際映画祭でも、意気投合した様子を見せた木村さん、伊勢谷さんとの共演の感想を聞かれると、「とても素晴らしい才能を持ってる2人です。撮影に入ってまだ間もない頃にいきなり、2人の感動的な再会のシーンの撮影があったんですが、本当に素晴らしい演技をしていて、スタッフも私もみんなその場で泣き崩れました。彼らと知り合えて、私はすごく幸運でした」と絶賛した。メイレレス監督とはこれが初のタッグとなったが、監督が「ジュリアン・ムーアはおそらく世界で一番演出が簡単な女優。彼女のやるように任せるだけで、僕は何もしなかったよ」と話すと、ジュリアンも「監督はそのクリエイティブで本当に繊細な目で、私たちの中にあるものを引き出してくれたので、何もする必要がなかったわ」と信頼しきり。これに監督は「じゃ僕は演出してないし、ジュリアンも演技してなかったんだね」と笑った。

盲目の世界を作り上げるために、エキストラを含むキャストを集めて“ブラインド・キャンプ”なるものを実施したというメイレレス監督。「盲目の人々がただのゾンビにならないように、4〜5時間かけて目隠しをして鬼ごっこをしてもらいました。すごく効果的だったと思います」とふり返った。

脚本のマッケラー氏は、「ぼくは日本語が出来ないので、伊勢谷さんと木村さんに脚本を日本語に訳してもらいました。いろんな話し合いを重ねて素晴らしいセリフが出来上がりました」と賛辞を贈った。続けて「ブラジル・カナダ・メキシコ・アメリカ・日本、いろんな国の人たちが協力して作り上げた映画ということで、とても誇りに思っています」(フィッチマン氏)、「新しい家族のような関係の中で作られていった、この素晴らしい作品に携われて本当に幸せ」(酒井氏)と国境を越えた製作の喜びが語られた。

「女性としても女優としても素晴らしい作品に出会えて光栄に思ってます」と晴れやかな表情で喜びを語るのは、伊勢谷さん扮する最初に感染者の妻を演じた木村さん。先述のワークショップの感想を聞かれ、「目が見えないことにすごく恐怖を感じ、その場でしゃがみこんで動けなくなりました」と盲目の恐怖を改めてふり返った。同じ質問に伊勢谷さんも「偶然、隣にいる人をつかんだときに、もしその人との間に愛情があれば安心できるけど、それが無いとき、まさに映画のような恐怖が起きるのだと感じました」とコメント。さらに「この映画はとても大切なテーマを持った作品なので、みなさんに観ていただけて嬉しい。みんなの感想がぜひ聞きたい」と本作への思い入れを語った。

最後に、大ヒット祈願を込めて、大のスイーツ好きで知られる大相撲の元横綱・大乃国の芝田山親方が駆けつけ、日本の祝い菓子として特大まんじゅうを贈呈! 顔よりも大きいまんじゅうを受け取ったジュリアンは「I love cake!」と大興奮。そして最後に、親方の「ひーふーみー、ヨイショ!」の掛け声で鏡割りが行われ、映画の門出を盛大に祝った。

『ブラインドネス』は11月22日(土)より丸の内プラゼールほか全国にて公開。

第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
《text:cinemacafe.net》

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