【TIFFレポート13】『余命』松雪泰子「主人公の選択は衝撃的でした」

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『余命』舞台挨拶に登壇した松雪泰子、生野慈朗監督。
  • 『余命』舞台挨拶に登壇した松雪泰子、生野慈朗監督。
結婚10年目にしての念願の妊娠と同時に、乳がんを再発した滴。彼女の選択を通じて命の尊さを描き出す『余命』。来年2月に公開される本作が「日本映画・ある視点」部門で10月20日(月)に上映され、舞台挨拶に主演の松雪泰子、生野慈朗監督が登壇した。

「最初に谷村志穂さんの原作小説を読んだのですが、主人公が選んだ道が私にとっては衝撃的でした。私も子供がおりますので、いろいろなことを考えさせられました」と語った松雪さん。演じる上で「滴の選択、精神状態を受け入れるのには時間がかかりました。自分とは世界観の違う女性をどう体現するのか、すごくハードルが高かったです」と苦労を明かす一方で「自分の中になかった新しい感覚を手に入れることが出来ました」と充実した表情を見せた。さらに、椎名桔平さんとの夫婦役での共演については「自然な形で、長年連れ添った夫婦を演じることが出来ました」と語った。

生野監督は「この作品は『レッドクリフ』のようにスペクタクルでもなく、『容疑者Xの献身』のようなサスペンス要素も真犯人の存在もありません。しかし、脈々と生きていく人々の日常を、劇的にではなく細やかに描いています。ここに松雪さんの存在感が加わればきっと観る人の心に届くはずだ、という思いで作りました」と作品に込めた思いを吐露した。

この日はサプライズゲストとして、本作の主題歌「Get A Life」を歌うtwenty4-7(トウェンティー・フォー・セヴン)の2人が登場し、松雪さんと監督に花束を贈呈した。MIKAさんが「生きる意味を知ってほしくて泣きながら書いたこの曲を主題歌に使っていただけて光栄です」と言えば、MEさんは「涙なしには観られな素晴らしい映画です」と作品を絶賛した。

最後に松雪さんは「家族、女性の生き方、愛、命について感じていただければ嬉しいです」と観客に向けて呼びかけた。

『余命』は2009年2月7日(土)より新宿バルト9にて公開。

第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
《text:cinemacafe.net》

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