【TIFFレポート14】動物たちもカメラを前に一生懸命? 『旭山動物園物語』

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『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』舞台挨拶。 右から堀内敬子、萬田久子、前田愛、中村靖日、小菅正夫園長、マキノ雅彦監督。
  • 『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』舞台挨拶。 右から堀内敬子、萬田久子、前田愛、中村靖日、小菅正夫園長、マキノ雅彦監督。
幾たびもの閉園の危機を乗り越えて、いまや日本で最も多くの来場者を誇る動物園となった北海道旭川市の旭山動物園。園長以下、飼育員たちが協力し、時にぶつかり合いながら、動物園を変えていこうと奮闘する姿を描いた『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』。マキノ雅彦(=津川雅彦)監督の3作目となる本作が、特別招待作品として10月20日(月)に上映された。上映前には舞台挨拶が行われ、マキノ監督に中村靖日、前田愛、堀内敬子、萬田久子ら俳優陣、そして原案を手がけた旭山動物園園長・小菅正夫が登壇した。

飼育係の小川に扮した前田さんは、撮影中のエピソードを聞かれ「動物園での撮影の合間にみんな、動物を見に行くんですが、柄本明さんがいつもオランウータンのところに行くんです。『人はあれぐらい素直になるべきだよね。僕も理性なんて捨ててああいう風になりたい…』とおっしゃってました(笑)」と明かしてくれた。

同僚の飼育係で新人の吉田を演じた中村さんは「この豪華な俳優さんたちの中で僕が一番動物に近いかと思います(笑)。ですので現場で、動物たちとのコミュニケーションには困りませんでした。飼育員たちが衝突しながらも真剣に考えた結果がいまの旭山動物園につながっていると思います。その人間ドラマの部分をぜひ楽しんで下さい」と語りかけた。

市長の平賀を演じた萬田さんは「動物は大好きですが、これまであまり動物園とは縁がなかったんです。今回の作品を通じてハマりました!」と笑顔で語った。

堀内さんは動物園の事務員・池内を演じたが、「個性的な飼育員を演じている共演者のみなさんが、実際にみなさん個性的で楽しい現場でした」とふり返った。

小菅園長はこの作品が作られることになった経緯について「津川さんに『これは絶対映画になる!』と言われたときはびっくりしました。ここで描かれていることは全て、我々が経験したことです。動物たちも一生懸命…かどうかは分かりませんが(笑)、協力してくれました」とユーモアたっぷりに語った。

そして、マキノ監督は「“エコ”をテーマにした今回の映画祭の特別招待作品にふさわしい映画であると自負しています。旭山動物園がやっていることは動物園界の革命であり、ここで行われている“行動展示”は、来年には世界中で真似されることになると思います。撮影では旭山動物園だけでなく、日本中の動物園が協力してくださいました。ゾウが雪投げをする姿や、園長先生すらもこれまで目にしたことのなかった生殖の姿をカメラに収めることも出来ました。動物たちもこの映画を応援してくれたのでしょう」と充実した表情で語った。

『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』は2009年2月7日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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