【TIFFレポート15】中国初の災害映画監督が地球環境の保護を訴える『超強台風』

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『超強台風』記者会見にて(左から)リウ・シャオウェイ、フォン・シャオニン監督、ソン・シャオイン
  • 『超強台風』記者会見にて(左から)リウ・シャオウェイ、フォン・シャオニン監督、ソン・シャオイン
コンペティション部門に選出されている『超強台風』は、中国発&初のディザスタームービー。未曾有の大規模台風が中国近海に発生。自ら体を張りながら、不屈の闘志で警戒対策を推進する市長の姿と、台風に翻弄される様々な人間模様を描いたスペクタクル巨編である。10月20日(月)、本作の監督、フォン・シャオニンと主演のリウ・シャオウェイ、ソン・シャオインが記者会見に出席した。

中国初のディザスタームービーということで、本国での反応を聞いてみると、「実はまだ公開していないんです。10月24日(金)に公開されますが、中国の観客は楽しみにしてくれています。ここ数年、中国は大きな自然災害に見舞われています。私たちは大自然の災害の前に、どう対処すべきなのかを描きたいと思って作りました」と話した。また、「日本も台風と地震の多い国ですから、日本の観客のみなさんも同じ気持ちで観てくださるのではないでしょうか? この映画を通して、地球に生きるあらゆる人々が、私たちは自然を破壊しすぎたために、こんな地球になってしまったということを見つめていただきたい。やはり、人類がもっと地球を愛さなければ地球も私たちを愛してはくれないのです」と地球環境の大切さをも訴えた。

主演のリウ・シャオウェイは女優であり、監督の妻でもある。「撮影は大変でした(笑)。みなさんもご存知かと思いますが、この前の冬に大雪の被害がありまして、この作品の撮影はまさにそのときだったんです。しかも、私の役はほとんど一人芝居で、初めに演技をしたときはなかなか役に入れませんでした。撮影初日は何テイク撮ってもOKが出なかったんです。実はこの監督はものすごく怒りっぽく、しかも怒るとものすごくて、顔を見ていたらいまにも台風を起こしそうなくらい怖い顔をしていたので慌ててしまいました。何とかOKが出ましたので、その台風は上陸せずに済みました(笑)」と、撮影中のエピソードを語った。

共演のソン・シャオインも演技で苦労したそう。「私が演じた気象予報士というキャラクターは私自身とは大きくかけ離れている役。それに医者とか先生とか身近な生活の中で会うことのあるキャラクターならともかく、気象予報士という全く会ったことのない人を演じたのですから(笑)」。

監督は中国の地球保護大使を務め、昨年には中国で自然保護に貢献した人に選ばれたこともあるそう。週1日のノーカーデー(車を運転しない)や節水などエコに対する意識も高く、どんなエコ活動をしているかで話が盛り上がるなど、和やかな記者会見となった。

第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
《text:cinemacafe.net》

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