【TIFFレポート28】イーキン・チェン、カリーナ・ラムと息ぴったり『親密』

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『親密』記者会見(左より)カリーナ・ラム、アイヴィ・ホー監督、イーキン・チェン
  • 『親密』記者会見(左より)カリーナ・ラム、アイヴィ・ホー監督、イーキン・チェン
19歳から脚本を書き始め、香港のテレビ界でその地位を確立したアイヴィ・ホーの初監督作品『親密』。『風雲 ストームライダーズ』などで一躍香港スターとなり、日本にも女性ファンの多いイーキン・チェンと実力派女優カリーナ・ラムを主演に迎え、オフィスを舞台に謎に満ちた男女の愛の駆け引きを描いた本作が、コンペティション作品として出品された。10月23日(木)、映画祭のために来日中のホー監督、イーキン、カリーナが記者会見に出席した。

本作の原題は『閉所恐怖症』。邦題とはだいぶ違った印象を受けるが、監督によればその由来は、自身の夫が閉所恐怖症だったことだという。「もし私が映画を作るならタイトルは『閉所恐怖症』にすると最初から決めていました。だからタイトルからストーリーを作っていったんです。『親密』には中性的な意味合いが込められていて、男女が親密になりたくて自ら近づいていく場合と、いまの会見場みたいにギュウギュウになって(笑)、やむを得ず親密になる場合があります。この作品では“人生は推理小説のように不思議で分からないことが多い”ということを伝えたかったんです」と本作に込めるメッセージを語った。

何と言っても、8つのみのシーンで過去にさかのぼりながら物語が展開するという手法も目を引くが、16日間というタイトなスケジュールの撮影で、役作りの上で混乱はなかったのだろうか? イーキンとは、これが4度目の共演というカリーナは「彼とは息もぴったりで、脚本をもらったのも撮影の5か月前で、じっくりと読むことができたので混乱はなかったです。時間の経過を頭の中にしっかり入れながら、(カリーナ扮する)パールと(イーキン扮する)トムの関係が非常に曖昧だという点に気をつけて演じました」と明かす。

「共演者のみなさんがベテランだったので、大変恵まれていました」と話すのはイーキン。「今回は車中のシーンが多かったのですが、日によって全然気分も違うし、それぞれ考えていることも異なるので、その内面を演じ分けるのが難しかったです」と言う。実は完成した作品を観たのはこの日が初めてというイーキン。お気に入りシーンを尋ねると「冒頭シーンとエンディングですね。2つが合わさって、私たちの周りで起きることはいつの間にかスタートし、いつの間にか終わっているという、人生を揶揄しているように感じました」と答えてくれた。

記念撮影が終わった後には、女性ファンから多くのプレゼントを手渡され、その人気ぶりを見せつけたイーキン。爽やかな笑顔を残して会場を去っていった。

第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
《text:cinemacafe.net》

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