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思わずオヤジギャグの吉永小百合がヒット祈願でホームラン! 『まぼろしの邪馬台国』

第一回吉川英治文化賞を受賞した「まぼろしの邪馬台国」。悲運や貧苦をものともせず、“邪馬台国”の発見に魅せられた夫婦の物語で、昭和40年代に全国に邪馬台国ブームをもたらした宮崎和子と康平が過ごした日々を描いている。この物語を映画化した『まぼろしの邪馬台国』が11月1日(土)に初日を迎え、主演の吉永小百合竹中直人、窪塚洋介、柳原可奈子、綾小路きみまろ、宮崎香蓮、由紀さおり、堤幸彦監督が舞台挨拶に登壇した。

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『まぼろしの邪馬台国』初日舞台挨拶にて(後列左から)柳原可奈子、窪塚洋介、由紀さおり、綾小路きみまろ、宮崎香蓮、(前列左から)竹中直人、吉永小百合、堤幸彦監督
『まぼろしの邪馬台国』初日舞台挨拶にて(後列左から)柳原可奈子、窪塚洋介、由紀さおり、綾小路きみまろ、宮崎香蓮、(前列左から)竹中直人、吉永小百合、堤幸彦監督
  • 『まぼろしの邪馬台国』初日舞台挨拶にて(後列左から)柳原可奈子、窪塚洋介、由紀さおり、綾小路きみまろ、宮崎香蓮、(前列左から)竹中直人、吉永小百合、堤幸彦監督
  • 『まぼろしの邪馬台国』初日舞台挨拶にて 吉永小百合
  • 『まぼろしの邪馬台国』初日舞台挨拶にて 竹中直人
第一回吉川英治文化賞を受賞した「まぼろしの邪馬台国」。悲運や貧苦をものともせず、“邪馬台国”の発見に魅せられた夫婦の物語で、昭和40年代に全国に邪馬台国ブームをもたらした宮崎和子と康平が過ごした日々を描いている。この物語を映画化した『まぼろしの邪馬台国』が11月1日(土)に初日を迎え、主演の吉永小百合竹中直人、窪塚洋介、柳原可奈子、綾小路きみまろ、宮崎香蓮、由紀さおり、堤幸彦監督が舞台挨拶に登壇した。

盲目の夫・康平を支え続けた和子を演じた吉永さんが「寒い時期の初日ですと、雪が降りはしないか、寒すぎないかしらと心配して、前の日から眠れないんですけれども、2、3日前は雨だった予報が今日はこんなに素晴らしい秋晴れになりました。運動会ができそうな日和です。みなさまに来ていただいて、私たち、監督も出演者もとてもとても喜んでおります」と、挨拶すると、イリュージョンBOXと引田天功東京魔術団が壇上に。そういえば、竹中さんの姿が見えないようだが…? と、思っていると、登壇者がそれぞれ食材を手に箱の中にいろいろ入れ始めた。由紀さんは島原そうめん、柳原さんはさつまいも、窪塚さんはリンゴ、堤監督はキャベツ、宮崎さんはカボチャ。そして魔術団がグルグルと箱を回すと…箱の中から竹中さんが登場! 奇人・変人と言われ続けた康平らしい(?)登場に吉永さんも「そんなバナナ!」と、思わずオヤジギャグ?

その魔術団を先導した綾小路さんは、なんと、綾ばあさんという具雑煮屋の常連客を演じている。「あの顔、その顔、この顔で、謹んでお慶びを申し上げます。中高年、朝元気、昼まあまあ、夜ぐったり。歯がない、毛がない、先がない。毛は抜ける、歯は抜ける、抜けないのは疲れだけ」と、得意の漫談でご挨拶。「実はカツラのことでスタッフともめまして、できれば(いま、かぶっている)コレの上からかぶりたかったんですが、“そんなカツラはない”と言われてしまいました」と、意外な苦労…というか、エピソードを披露した。

窪塚さんは康平が社長を務める島原鉄道の労働組合委員長・佐々木役。「隣にいる柳原可奈子ちゃんの恋人役で、熱い接吻のシーンがあったんですけれども、そこはあまりにも熱かったのか、カットになってました」と暴露。これには堤監督も思わず「すみませんでした…」と申し訳なさそうにお詫びしていた。

その柳原さんは本作がスクリーンデビューとなった。「『まぼろしの邪馬台国』、ようこそ、いらっしゃいませ〜(笑)」と、まずはお得意の一言。「初めての映画がこんなに素敵な作品で、本当に嬉しく思っています。これから晴れて女優としてがんばっていこうと思いました(笑)」と、女優宣言が飛び出した。

さて、イリュージョンで登場した竹中さん。いつも以上にテンションが高く、「僕はこの映画で吉永さゆりさんと共演できたということが本当に夢のようで、吉永さんとたくさん旅をして、この映画のキャンペーンで日本全国2人で回ってきました。本当に夢のような時を過ごしてまいりました。僕にとって、この映画は忘れられない宝物になりました。それではいきます、吉永小百合、いえーーーーーーーーい! みなさん、ご一緒に! いえーーーい! 吉永小百合ー! いま、こんな気分です!」と、会場を巻き込んで“小百合コール”を連発。

そんな竹中さんに負けず吉永さんとの共演を楽しんだのが由紀さん。「竹中さんのお気持ちが本当によく分かります。歌では何度もご一緒することがあったんですけれども、女優・吉永さゆりさんの側に、いさせていただいて、演じる吉永さん、撮影所で静かに佇んでいらっしゃる吉永さんを感じることができまして、私も自分の宝物ができたような気がいたします」と挨拶した。

映画の冒頭に登場する和子の幼少時代を演じた宮崎さんは、なんと、和子さん、康平さんの実のお孫さん。「こんな錚々たるメンバーの中に一人、入っていることが本当に奇跡だと思っています。撮影も楽しんで参加することができました」と緊張した様子だった。

最後に堤監督の「吉永さんをはじめとした素晴らしいキャストのおかげでこのような素敵な映画が出来たと思っています。大変厳しい時代ですけれども、この映画、2時間でホッと温かい気持ちになってもらえればという気持ちを込めて作りました」という言葉で舞台挨拶は幕を閉じた…と思いきや、キャストたちがロゴ入りのボールをステージから観客へ投げるプレゼントが。観客たちはボールを掴もうと大きな盛り上がりを見せた。そして最後には、ホームランヒットを記念して西武ライオンズファンで知られる吉永さんがバットでボールを観客席に打ち込むというパフォーマンス。会場はさらに盛り上がり、その後本当に、舞台挨拶は終了した。

『まぼろしの邪馬台国』は丸の内TOEI1ほか全国にて公開中。

※宮崎康平・和子夫妻、本日登壇した宮崎香蓮さんの「崎」は、正しくは山へんに「立」と「可」です。
《シネマカフェ編集部》

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