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大東俊介、ラジオ発の映画で涙の演技 「涙の理由を大切に演じきった」

昨年の秋、2か月間にわたりFMラジオドラマとして放送され、その完成度の高さから映画化が実現した感動作『泣きたいときのクスリ』。オロナインH軟膏発売55周年記念作品として、同商品の特別協賛にて来年1月に公開される。これに先駆けて11月5日(水)、本作の製作発表記者会見が開かれ、福島三郎監督はじめ、主演の大東俊介、戸田菜穂、袴田吉彦、佐津川愛美、北浦愛と高草木恵プロデューサーが出席した。

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『泣きたいときのクスリ』会見(左から)福島三郎監督、袴田吉彦、戸田菜穂、大東俊介、佐津川愛美、北浦愛
『泣きたいときのクスリ』会見(左から)福島三郎監督、袴田吉彦、戸田菜穂、大東俊介、佐津川愛美、北浦愛
  • 『泣きたいときのクスリ』会見(左から)福島三郎監督、袴田吉彦、戸田菜穂、大東俊介、佐津川愛美、北浦愛
  • 『泣きたいときのクスリ』 大東俊介
  • 『泣きたいときのクスリ』 戸田菜穂
昨年の秋、2か月間にわたりFMラジオドラマとして放送され、その完成度の高さから映画化が実現した感動作『泣きたいときのクスリ』。オロナインH軟膏発売55周年記念作品として、同商品の特別協賛にて来年1月に公開される。これに先駆けて11月5日(水)、本作の製作発表記者会見が開かれ、福島三郎監督はじめ、主演の大東俊介、戸田菜穂、袴田吉彦、佐津川愛美、北浦愛と高草木恵プロデューサーが出席した。

1952年に放送され、「放送時間になると銭湯の女湯から人が消える」という伝説を生んだ「君の名は」など、かつては身近な存在にあったラジオドラマ。いまやTVドラマがそれにとって代わる中、本作ではラジオならではの“地域密着性”を活かして、東京をメインとした各地域のJFN系FM局の人気パーソナリティ13名が、劇中に登場するラジオの声で出演し、公開地域によってその声が差し替わるという新たな試みが行われている。

妹の死によって心に傷を負った主人公・龍一役の大東さんは、役作りについて「セリフが少なかったですが、その分表情と気持ちを大事にしました。俺の涙や笑顔の理由も、ベンチに座っている理由も、1シーン1シーン大切に演じました」と説明。また、映画のテーマである“泣く”に因んで「最近泣いたのはいつ?」という質問がキャスト全員になされたが、大東さんは「普段は全然泣かないけど、昨日、『お〜い!竜馬』を読んで泣きました」と、照れながらも素顔を明かした。

舞台演出出身の福島監督にとっては、本作が監督デビューとなったが、「ラジオドラマにとらわれずにこの映画を撮ろうと、何とかなるだろうと思って現場に入ったら、スケジュールがタイトな中で豪雨に見舞われ、電車や犬…との撮影は苦労しました。でもスタッフやキャストに助けられました」と苦労の末の喜びを語った。

30歳にして新人駅員である竹野役の袴田さんは、自身の役について聞かれ「不器用で、一生懸命やればやるほど、戸田さんにドン引きされてしまうという役で、なかなか自分との共通点を見つけるのが難しかったです。自分ももう35歳でスレてきてしまったので、もう一度純粋な気持ちを思い出しながらやりました(笑)」とコメント。ちなみに最後に泣いた思い出については、首をかしげ、結局最後まで思い出せずにいた…。

突然田舎に異動させられるOL・エリカを演じた戸田さんは、本作を通して何気ない周囲の温もりを肌で感じたという。「演じていて、一人ぼっちだと思っていても、犬だったり駅員さんが気にかけてくれていたり、一人でいるようでいろんな温かい視点に見守られているんだなと思いました」と語った。一方、迷える女子高生たちに扮した佐津川さんと北浦さんの若手2人組は、それぞれ役作りで困難を感じたのだとか。佐津川さんが「撮影前のリハーサルでは無気力なキャラクターを作っていったのに、現場に入ると表情も豊かになってコメディ的で、印象が大きく変わりました。現場とリハが180度違うのは初めての経験でした」と明かすと、監督はすっかり恐縮。現役高校生の北浦さんの「普通の女子高生がどんな感じなのか分からず、演じるのが難しかったです」との発言に、監督は苦笑いを見せた。しかし、そんな北浦さんも最近泣いたのは「テニスのトーナメントで負けて悔しくて泣いた」という高校生らしい思い出で、あどけない素顔に一同が和んだ。

ラジオならではの魅力をたっぷりと伝える『泣きたいときのクスリ』は、1月10日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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