「トムの出演の決め手? お金さ!」ベン・スティラー、監督に主演にギャグに大忙し

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『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』監督・製作・脚本・主演を務めたベン・スティラー
  • 『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』監督・製作・脚本・主演を務めたベン・スティラー
  • 8年ぶり、2度目の来日となったベン・スティラー
  • ロバウト・ダウ“ルー”・Jr&トム・クルーズ(のそっくりさん)
映画史上最大の戦争映画を作ろう! と意気込んだ3人のワケあり俳優たちが知らずにクランクインしたロケ地は本物の戦場…!? この奇想天外なサバイバル・コメディ、『トロピック・サンダー』の監督・脚本・原案・製作、さらに主演まで務めたベン・スティラーが11月20日(木)、ファン待望8年ぶり2度目の来日を果たし、記者会見を行った。

「日本には8年ごとに来ることにしてるんです!」と最初の挨拶から冗談を飛ばすベン。ベン・スティラーと言えば、出演作『メリーに首ったけ』『ミート・ザ・ペアレンツ』で日本でも大人気のアメリカを代表するコメディ俳優。自ら出演もし、ウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク共演の『リアリティ・バイツ』('94)では初めてメガホンを取り、以来監督としても才能を発揮している。そして『ズーランダー』以降、7年ぶりに満を持して送り出したのが、全米で3週連続1位を記録した本作だ。

あり得ない設定に、ブラック・ジョークの大連発、ド派手なアクション…そもそも、どこから『トロピック・サンダー』が生まれたのだろうか? 実はベンがアイディアを思いついたのはなんと20年も前のことなのだ。「俳優仲間たちが次々と戦争映画に出演していて、撮影のための過酷な体験を真剣に話していたんだ。俳優として、僕たちは時々自分たちを真剣に捉え過ぎているところもあるんだけど、それをストーリーにしたら面白いとずっと思っていた。脚本を書き始めたのは10年前。そこからいろいろ試行錯誤して、資金を集めて…ようやく実現できたことは本当に嬉しいよ」。

だが、前代未聞のストーリーだけに、当然撮影も困難の連続だったという。「撮影はジャングルで毎日雨が降るし、ヘリコプターや爆破も使っていてかなり大掛かり。それだけでも大変なのに、その上コメディなので面白くしなければならないなんて! しかも、僕は映画の中で俳優を演じていたので、セリフとして『カット』と言ってるのか、監督として言ってるのか、現場は混乱して誰も僕の言うことを聞いてくれないこともあった(笑)」と大変な撮影についても面白おかしく話してくれた。

実は映画の見どころは連発されるブラック・ジョークや、ド派手なアクションだけではない。映画ファンにとって楽しいのは、大勢のハリウッド・スターがカメオ出演しているということ。その一人はなんとあのトム・クルーズ! そこで質問、どうすればあれほどの大物ハリウッド・スターを口説き落とせるのだろうか? 「お金だよ!…と言うのは冗談で(笑)、役者は誰もがおもしろい映画に出たいと思っているんだ。トムは脚本をとても気に入ってくれて、キャラクター作りにも積極的に参加してくれた。いつもと違う彼を見るのは僕も楽しかったよ」。

もちろん、本作のように映画業界を皮肉るような作品を作れるのは、映画を愛しているからこそ。最後は映画人として、真面目に語ってくれた。「クレイジーなビジネスだからね。昔からショウビズ界をからかっているような番組や映画は好きだった。映画の中では大げさに描いているけど、現実にもああいうエージェントや脅威的なお偉いさんはたくさんいるんだよ。でもふと我に返ってみると、僕たちは映画を作っているだけなんだよね、って。ま、こういう映画を作れるということは、まだ健全な証拠だね」。

おバカコメディの枠をも超えたエンタテイメントムービー、『トロピック・サンダー』。その創造性から評価すると“アカデミー賞級!”とも称えられている本作だが、そこで賞レースへの興味について聞かれると、「この映画を撮ったことによって、間違いなく遠ざかってしまっただろうね」と笑う。「コメディがアカデミー賞に認められたら最高だと思うけど、僕がコメディを作るのは自分のため、そして観客のため。でもオスカーはいつだって大歓迎だよ!」

会見後にはゲストとして、「ロバート・ダウニー・Jr.に扮したルー大柴」=ロバート・ダウ“ルー”・Jr.と“あの”トム・クルーズも駆けつけて映画をPR。“ルー”さんは、「これからも身をパウダー(粉)にしていきたい!」と渾身のギャグを披露し、トムと一緒に会場を笑いで包んだ。あらゆる意味で圧倒的な『トロピック・サンダー』はいよいよ11月22日(土)より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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