※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ヴィゴ・モーテンセン来日! 息子が薦めてくれた宮本武蔵を参考に剣術開眼?

物語の舞台は、“太陽の沈まぬ国”とまで称せられた栄華に、少しずつ陰りが見え始めた17世紀のスペイン王国。アルトゥーロ・ペレス=レベルテの人気小説を原作に、歴戦の剣士・アラトリステの愛と闘いの日々を壮大に描き出した『アラトリステ』が12月13日(土)より公開される。これに先駆け主演のヴィゴ・モーテンセンが来日し、12月1日(月)に記者会見が行われた。

最新ニュース レポート
注目記事
『アラトリステ』記者会見に出席したヴィゴ・モーテンセン。
『アラトリステ』記者会見に出席したヴィゴ・モーテンセン。
  • 『アラトリステ』記者会見に出席したヴィゴ・モーテンセン。
  • 『アラトリステ』記者会見に出席した主演のヴィゴ・モーテンセン。
  • 『アラトリステ』来日記者会見にて ヴィゴ・モーテンセン。
物語の舞台は、“太陽の沈まぬ国”とまで称せられた栄華に、少しずつ陰りが見え始めた17世紀のスペイン王国。アルトゥーロ・ペレス=レベルテの人気小説を原作に、歴戦の剣士・アラトリステの愛と闘いの日々を壮大に描き出した『アラトリステ』が12月13日(土)より公開される。これに先駆け主演のヴィゴ・モーテンセンが来日し、12月1日(月)に記者会見が行われた。

親日家で知られるヴィゴは「コンニチハ。ブエノス・タルデス!」と日本語とスペイン語で挨拶し「まだ到着したばかりで、起きているのか、寝ているのか? 夢を見ているのか分からない状態です(笑)。日本のファンの方々は、いつも世界中のイベントに駆けつけてくださいます。ですので、たまには僕の方からと思い、こうして来日いたしました」と笑顔で語った。今回の映画を「関わった全ての人間の愛の結晶」と強い思い入れを持って語るヴィゴ。「これまでにハリウッドやイギリスで、この時代のスペインが描かれたことはありましたが、スペイン映画界が自らの視点で、スペインの黄金時代を語ったことはありませんでした。だからこそ、この機会に深く掘り下げて語ることが出来ればという思いでした。国民の期待が非常に高く、また原作小説のファンが多いことに対してプレッシャーはありました。ですが、完成した映画を観て、今後何十年にもわたってスペインを代表する“古典”となり得る素晴らしい作品が出来たと自負しております」と自信のほどを語った。

特に、ヒロインのマリア(アリアドナ・ヒル)とアラトリステのやり取りが気に入っているようで「マリアにネックレスをプレゼントするシーンは、本当に美しいシーンに仕上がっています。出演している僕自身が『ああ、何とか2人が一緒にならないものか…』と思い、意地を張り合って素直になれない2人に、胸が苦しくなってしまいました。こうしたシーンでは、相手役の存在が非常に重要となりますが、アリアドナは相手に必要なものを与えてくれる女優なんです。僕としては、とても楽な気持ちで演じることが出来ました」とふり返った。

全編を通じてスペイン語での演技となったが「日本語だったら難しかったでしょうが(笑)、スペイン語は英語と同じように小さい頃から話してきたので大きな苦労はありませんでした。ただ、私が育った南米のスペイン語とは違う部分や、いまでは使われていない17世紀特有のフレーズなどもあり、そうした部分は文献などを参考にしました」と語った。現在、およそ20年ぶりとなる舞台出演(こちらもスペイン語)に向けて準備を進めているというヴィゴ。「恐怖心はありますが、たまにはこうした挑戦も悪くありませんよ」と笑顔を見せた。さらに、劇中のアラトリステと少年剣士とのシーンに話が及ぶと、自身の息子に触れ「アラトリステと少年の関係は私と息子の関係によく似ています。普段は私が息子に対していろんなことを教えるのですが、結果的に私が息子から教えられることが数多くあります。うちの息子は日本の文化が大好きで、私に宮本武蔵や禅や剣術に関する本を薦めてくれたりします。実は今回、オランダの兵士の役として出演もしているんですよ。残念ながら私に殺されてしまうんですが、リハーサル中に「パパ、映画だからいいけど本当なら許さないよ!』って言っていました(苦笑)」とすっかり父親の顔になっていた。

最後にヴィゴは「共演者やスタッフが家族のように思える現場で、みんなでストーリーを積み上げていきました。国という枠を超えて共感していただけると思います」と作品をアピール、記者会見は幕を閉じた。

義侠心と愛にあふれるヴィゴに注目の『アラトリステ』は12月13日(土)よりシャンテ シネほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top