【アカデミー賞秒読み】名コンビ、レオ&ケイトが理想の先にある夫婦を見事に体現

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『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』 -(C) 2008 Dreamworks LLC. All Rights Reserved.
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『タイタニック』のふたりが11年ぶりに再共演を果たした話題作だが、もちろん『タイタニック』のようなロマンティック大作ではない。それは、ふたりが11年の間に好んで出演してきた作品の数々を観れば容易に分かる。

舞台は1950年代のコネチカット州。閑静な郊外住宅地で絵に描いたような暮らしを送る夫婦フランクとエイプリルを、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが演じている。元陸軍兵のフランクはニューヨークにある会社に通うサラリーマンで、平凡な日々に満たされないものを感じてはいるが、かと言って何かを変える気もない。一方のエイプリルには女優を夢見た過去があり、平坦な日常に対するフラストレーションをフランクよりも遥かに切羽詰ったレベルで抱えている。

アカデミー賞受賞作『アメリカン・ビューティー』でも郊外住宅地の憂鬱に目を向けたサム・メンデスが、名女優である妻・ケイトと妻の盟友たるディカプリオ、さらには『アメリカン・ビューティー』でも組んだトマス・ニューマンの硬質な旋律を得て、夫婦の虚像を冷えた目線で見つめている。本作でゴールデン・グローブ賞主演女優賞に輝いたケイトが、静かな絶望をラストに向けて強めていくさまが出色。ふがいない大人の子供じみた心情を、眉間の皺も空虚に演じ上げたディカプリオも素晴らしい。

《text:Hikaru Watanabe》

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