ファッション小噺vol.“100” リトル・ブラック・ドレスでアクションを。

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『007/慰めの報酬』 Quantum of Solace -(C) 2008 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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いよいよ公開ですね、『007/慰めの報酬』。いったいどのくらいの女性が、またもやジェームズ・ボンドにハートを射抜かれるのでしょうか。今回も、ダニエル・クレイグはかっこいいから、覚悟して。

前作で恋人のヴェスパーに裏切られたボンドが、彼女を裏で操っていた黒幕に報復していくというストーリー。ボンドの煮えたぎるような復讐心が今ひとつ見えて来ず、報復は二の次になっているような印象が否めないものの、ビジュアルはどこまでもゴージャス。ホコリまみれになろうと、すすまみれになろうと、ボンドはどこまでも、すこぶるいい男です。

さて、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドはすっかり定着しましたが、彼がそれほど好みでないという女性もいることでしょう。そんな方でも楽しめるのが、この映画の良いところ。そう、ボンド・ガールの存在のおかげで、筋金入りのファッショニスタだって楽しめるのです。男性、女性にかかわらず。この作品がアクション映画の枠を超えて、長年にわたりヒットを放ち続けているのはそのせいでしょう。これぞ、デートムービーの決定版。デートのとき、「オレはこれが観たい」、「でも、私はこっちがいいの!」と意見が分かれるカップルも多いのではないでしょうか。“007”シリーズなら、そんな心配がいりませんからね。以前は、ヒーローの添え物のようだったボンド・ガールも、時代と共にその性格を変え、強い女として表現されるようになりましたから、現代的な女性が観ても楽しいはず。ゴージャスなファッションも見ているだけでワクワクするし…。

そう、女性って美しい同性を見るのが好き。女性誌では、女性セレブの記事が人気ですが、女性は男性セレブについてより、女性セレブがどんなコスメを使い、どこのブランドの服を着ているかが気になる生き物なんですね。まず彼女たちをお手本にして、自分磨きに拍車をかけたいという女心の表れでしょうか。

新『007』シリーズも、そんな女心を掴んでくれます。ボンド・ガールは、野生的&挑戦的な視線が印象的なウクライナ出身のオルガ・キュリレンコ。メインビジュアルでも着ているリトル・ブラック・ドレスは、プラダ。このドレスで、パーティに参加し、飛行機を飛び降り、荒野を歩き……と、とにかく過激。プラダをこれほどワイルドに着こなした人はいないのではないでしょうか。

当初、このシーンではオルガにパンツスーツを着せるつもりだったという衣裳担当のルイーズ・フログリーは、最終的にこの衣裳を選んだことをこんな風に話しています。
「自分たちが、アクションに合わせて衣裳デザインをしている、それでは本末転倒だって気づいたんですよ。よく考えたら、暑い国での豪華なパーティのために、なぜ袖のついたパンツスーツをデザインしているんだろうって」。

プラダのリトル・ブラック・ドレスで見せる派手なアクション。ある意味、リアリティを追求した結果だったんですね。そんなオルガに寄り添うダニエルが着ているのはトム・フォード。こちらも、アクションを華麗に彩っています。

モード誌ばりのスタイリッシュなビジュアル。今回も、存分に楽しんで!



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http://www.cinemacafe.net/ad/007/
《text:June Makiguchi》

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