是枝裕和、次に描くのは“空気人形”の恋 ヒロインには韓国女優ぺ・ドゥナを抜擢!

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『空気人形』 -(C) 2009『空気人形』製作委員会/写真:瀧本幹也
  • 『空気人形』 -(C) 2009『空気人形』製作委員会/写真:瀧本幹也
『ワンダフルライフ』、『誰も知らない』などで海外にも広くその名を知られ、また昨年公開された『歩いても 歩いても』が第51回ブルーリボン賞監督賞など各賞に輝いた是枝裕和。日本映画界を牽引するが監督、構想8年をかけた渾身の最新作『空気人形』が1月末にクランクアップ、今秋公開されることが明らかに。韓国きっての実力派女優ぺ・ドゥナを主演に、新しい愛の形を描き出す——。

長編2作目にして、全米で日本のインディペンデント映画としては異例のヒットを遂げた『ワンダフルライフ』('98)以降、徹底してオリジナルストーリーにこだわりを見せてきた是枝監督だが、今回の原作だけは例外として、『自虐の詩』の原作者としても知られる業田良家による傑作短編集「ゴーダ哲学堂 空気人形」を映画化。人間に対して“心”を持ってしまう主人公の空気人形を通して、「人は自らの空虚感をどのように埋められるのか? 生きるとはどういうことか? 人間とは何か?」という問いを投げかける。

主人公である空気人形役に抜擢されたのが、『リンダリンダリンダ』でキュートな高校生役を好演、近年では『グエムル—漢江の怪物—』での熱演が記憶に新しい、韓国の人気女優ぺ・ドゥナ。初タッグとなる是枝監督については、「私がいままでご一緒した監督たちの長所だけを集めたような完璧な方。創造力と世界観、人間への愛情、リーダーシップ、ユーモアなど全てを持っていらっしゃいます」と絶賛。久しぶりの日本公開作となるが、「日本のみなさまに以前とはまた違う私の姿をより良い演技でお見せできるように頑張ります」と意気込みを見せている。

共演には是枝作品に欠かせないARATAに、多彩な活躍を見せる板尾創路などの人気実力派が脇を固め、台湾の名匠ホウ・シャオシェンの片腕を担ってきた国際派カメラマン、リー・ピンビンが、撮影監督として美しく艶やかな東京の姿を浮かび上がらせる。

作品のテーマについて「死を覚悟しながらも一回限りの生を生きる決意をした人形が『哀しくて嬉しい…』と呟くとき、そこには紛れもなく、『哀しくて嬉しい』複雑な人生の真実が重ね合って聞こえてきた」と語る是枝監督。満を持して、日本にとどまらずアジアに向けて『空気人形』を送り出す。

『空気人形』は2009年秋、シネマライズほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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