毎年、膨大な数の映画が製作・配給・上映される一方で、テレビやDVD、ブルーレイディスクなど自宅でお手軽に映画が鑑賞できるようになったことにより、若者の映画館離れが進む昨今。一作品あたりの興行の寿命は短くなり、テレビ局主導による大型作品と単館規模で公開される作品の規模の格差が広がってきている。そんな中、映画の原点でもある映画館の活性化を図るべく、このたび全国の独立系映画館(全国展開シネコン、成人映画館以外の映画館)100館以上が協力し、映画館のスタッフからお薦めの映画を発信する「映画館大賞」という画期的な賞が誕生した。