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中村雅俊の愛のメッセージに会場ため息 イッセー尾形と綾戸智恵はほとんど夫婦漫才?

長年連れ添った夫婦が、口に出して言えない思いをハガキに綴るという応募企画「60歳のラブレター」。2000年から毎年募集が行われ、これまでに8万通を超えるはがきが寄せられたこの企画に着想を得て、3組の熟年の男女の姿を描いた『60歳のラブレター』が5月16日(土)に公開される。3月24日(火)に本作の完成披露試写会が行われ、上映後の舞台挨拶に主演の中村雅俊を始め、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵、そして監督の深川栄洋が登壇した。

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『60歳のラブレター』完成披露試写会。(左から)深川栄洋監督、イッセー尾形、綾戸智恵、中村雅俊、原田美枝子、戸田恵子、井上順。
『60歳のラブレター』完成披露試写会。(左から)深川栄洋監督、イッセー尾形、綾戸智恵、中村雅俊、原田美枝子、戸田恵子、井上順。
  • 『60歳のラブレター』完成披露試写会。(左から)深川栄洋監督、イッセー尾形、綾戸智恵、中村雅俊、原田美枝子、戸田恵子、井上順。
  • 若い頃から幾度となく夫婦を演じてきた中村雅俊と原田美枝子
  • 壇上でも夫婦そのもの!?
  • 登壇者の前に積み上げられているのは、これまでに応募で届いた8万超のラブレター
  • 「まだ60歳は迎えてません!」と必死の(?)アピール
  • 特注のラベンダー色のジャケットで
  • 中村さん曰く、今回の役は「とんでもない野郎」とのこと
  • ハガキにはシンプルに「神様ありがとう」
長年連れ添った夫婦が、口に出して言えない思いをハガキに綴るという応募企画「60歳のラブレター」。2000年から毎年募集が行われ、これまでに8万通を超えるはがきが寄せられたこの企画に着想を得て、3組の熟年の男女の姿を描いた『60歳のラブレター』が5月16日(土)に公開される。3月24日(火)に本作の完成披露試写会が行われ、上映後の舞台挨拶に主演の中村雅俊を始め、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵、そして監督の深川栄洋が登壇した。

舞台挨拶では3組の各カップルに、互いのパートナーの印象を語ってもらうと共に、映画に因んで思いをハガキにしたためてもらった。中村さんは夫婦を演じた原田さんについて「美枝子ちゃんとは共演する機会が多く、これまでにも4〜5回夫婦を演じています。頼りがいがある奥さんで、安堵感を持って、胸を借りるつもりで演じることが出来ました。この場を借りてありがとうと言いたいです」と笑顔で語った。原田さんも「雅俊さんと初めてお会いしたのは、私がまだ10代の頃で、雅俊さんも20代前半でした。その後も、人生のところどころでご一緒しているので、これまでの何十年という時間が、このドラマの中の2人の30年という時間と重なるところがあり、安心して臨むことができました」とうなずいた。原田さんがハガキに書いた言葉は「神様ありがとう」。一方の中村さんは、自身が演じた孝平になりきって「気がつけば君にずっと支えられてきたね。いま君に言おう、『ありがとう!』。今度は僕の番だ」と綴り、会場からは温かい拍手がわき起こった。

妻を亡くし娘と2人で暮らしている医師の静夫と、翻訳家として一人で生きてきた麗子を演じた井上さんと戸田さん。映画に登場するラベンダーの花に合わせて、この日のために仕立てたラベンダー色のジャケットを着て登場した井上さんは、戸田さんについて「これまで何度も共演して、彼女が素晴らしい女優さんだということは理解していました。僕が演じた静夫は、自分から喋るような男ではないですが、恵子ちゃんがドンと構えてくれたので、懐の中で迷いなく芝居が出来ました」と絶賛。戸田さんも「撮影中、井上さんと一緒にいられて楽しくて仕方がなかったです。私たち、撮影の空き時間はずっと歌っているという、ノープランなカップルでした(笑)」と笑顔で語った。そんな2人がハガキに綴った言葉は「SHOW MUST GO ON!!」(戸田さん)、「独り者の皆様へ ネバー・ギブアップ」(井上さん)。

魚屋の主人・正彦に扮したイッセーさんは「綾戸さんが相手役と聞いて、出演を決めたようなものです。(綾戸さんは)アホなことばかり言ってるし、正彦相手に『歩け、糖尿!』と言うところを一度は『豆乳』って言ったりしてましたが(笑)、土砂降りの雨の中を歩きながらセリフを練習したりもしていました。それを見て『アホなこと言ってるだけじゃないんだな。この人についていこう!』と思いました」とふり返った。そんなイッセーさんはハガキに一句「平凡を 見つめ合って 60歳」。妻の光江を演じた綾戸さんは「父ちゃんありがとう!」とイッセーさんに向けて感謝の言葉を贈り、「いつもこんな調子で3組の夫婦が楽しく喋っていました。イッセーさんが相手役ということで私もすごく嬉しかったです。これまで、女優をやったことがなかったのですが、イッセーさんが相手なら台本をあんまり気にせずにやれるかなと思いまして(笑)。その通り、感性のままできました」と力強く語った。ちなみに綾戸さんはこの日、ラベンダー色ジャケットの井上さんに対抗して(?)、綾戸さん曰く「魚屋の女房ということで、ひかりもので!」というキラキラの衣裳で現れ歓声を浴びていた。そんな綾戸さんは、昨年迎えた歌手活動10周年を踏まえて「20周年やるで! きてね」という決意のメッセージをハガキに書き込んだ。

32歳の深川監督は個性あふれるキャスト陣にやや押され気味? 緊張した面持ちで「みなさんと違って口下手なのですが、感無量です!」と言葉少なに完成の喜びを語った。

『60歳のラブレター』は5月16日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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