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厳しい冬の撮影にも耐えた『ミーシャ』天才少女の唯一の弱点は…ミミズ!

ナチス占領下のヨーロッパで、ホロコーストの脅威が吹き荒れる中、連行された両親を探すため、一人の少女が旅に出る——。世界17か国で翻訳されたミーシャ・デフォンスカによるベストセラー「少女ミーシャの旅」を映画化した『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』が5月9日(土)より公開を迎える。3,000マイルにもおよぶ少女の旅路が感動を呼ぶ本作で、主人公のミーシャを演じたのは、これが映画初出演となるマチルド・ゴファール。メガホンを取ったヴェラ・ベルモンとマチルドが映画について語ってくれた。

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『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』 マチルド・ゴファール×ヴェラ・ベルモン監督
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ナチス占領下のヨーロッパで、ホロコーストの脅威が吹き荒れる中、連行された両親を探すため、一人の少女が旅に出る——。世界17か国で翻訳されたミーシャ・デフォンスカによるベストセラー「少女ミーシャの旅」を映画化した『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』が5月9日(土)より公開を迎える。3,000マイルにもおよぶ少女の旅路が感動を呼ぶ本作で、主人公のミーシャを演じたのは、これが映画初出演となるマチルド・ゴファール。メガホンを取ったヴェラ・ベルモンとマチルドが映画について語ってくれた。

ベルモン監督は、ミーシャ役の少女の選考のために130人もの候補者と顔を合わせたという。監督曰く「一見、ごく普通の少女のようで、カメラを通して見ると神秘的とも言える何かを持っていた」というのがマチルドを抜擢した理由。マチルドに主役に選ばれたときの気持ちを尋ねると「私くらいの年齢で、映画の主役を演じるということはめったにないことだからすごく嬉しかったです。もちろん『映画の撮影現場ってどんな感じなの?』という不安もありました」と少しはにかんだ様子で語ってくれた。では、マチルドから見た監督はどんな人?
「実は、すごく気が合うんです(笑)。いろんなことをこっちから素直に話すことが出来たし、演技についても監督が先にお手本を見せてくれたのでやりやすかったです」。

そして、自身が演じたミーシャについては「割と似ているところがあるかも」と笑う。
「やり始めたら必ず最後までやり通す、というところは私と同じだと思います。それから、動物が好きなところも! 映画の中で好きなシーン? おじいさんのところに逃げてきて『ここにいてもいい?』と尋ねるシーンがあるんですが、彼女のそのセリフが大好きなんです」。

自らロシアとポーランド系のユダヤ人の血を引く監督は「ミーシャは私自身」と言うほどに、映画に自らの思いを反映させたと明かしてくれた。
「両親が私たちに語ってくれたこと、そしてもちろん私自身の体験も脚本に色濃く反映されています。ミーシャを匿ってくれる優しいおじいさんは、実際に私の妹を匿ってくださった方をモデルにしています。私自身は、ケチでイジワルな守銭奴の老婆のところに預けられたんですが(苦笑)、そのときの老婆をモチーフにしたキャラクターも映画の中にしっかりと登場していますよ」。

マチルドは、そんな監督の思いの詰まったミーシャを、撮影当時8歳とは思えない高い演技力で、見事に演じきっている。彼女の撮影現場での忍耐強さ、そして吸収の速さを監督も絶賛する。
「四季をカメラに収めるため、3週間ごとに撮影と休みを繰り返しながら、半年にわたって撮影を行ったんですが、その間の彼女の成長、その才能には驚かされました。また彼女と一緒に仕事がしたいか? もちろん答えは『イエス』です」。

唯一、撮影が困難を極めたシーンとして2人が口を揃えたのは、ミーシャが空腹に耐えかねてミミズを口にする場面。「もう一度ミミズのシーンをやりたい?」と笑いながら監督がマチルドに尋ねると、マチルドは心底うんざりといった様子。
「狼とのシーンは全然問題なかったわ。動物との共演は大丈夫なの。サイでもゴリラでも馬でもいいから動物と共演してみたいわ。でも虫は大っ嫌いなの!!」とはマチルドの弁。一方、監督からは恐るべき告白が!
「最初はミミズに加えて、クモも入れようかと思ってたんだけど、それはさすがに周囲に止めらました(笑)」。

今後も女優として生きていくことをすでに心に決めたというマチルド。目標とする女優を尋ねてみると「エマ・ワトソンにクリステン・スチュワート、それから、メリル・ストリープも!」と笑顔で教えてくれた。取材の合間には原宿に行くなど、短いながらも初めての東京を楽しんだ様子。また新しい作品を携えて監督と一緒に来日してほしい。
《シネマカフェ編集部》

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