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ザッカリー・クイント 『スター・トレック』で役になりきり初めて感じた疎外感とは?

大人気ドラマ「HEROES」で歪んだ殺人鬼・サイラーを演じ、強烈な印象を残したこの男、役どころがガラリと変わったこちらの映画でも、ひと目見たら忘れることの出来ない存在感を放っている。ハリウッドの未来を担う若手俳優の一人として注目を集めるザッカリー・クイント。鬼才J.J.エイブラムスによる、新たなプロジェクトとして話題の映画『スター・トレック』では、いかなるときも冷静沈着、論理的に答えを導き出す、バルカン星人と地球人のハーフであるスポック役を任された。今回も、サイラーに負けず劣らず個性的な役を演じたザッカリーだが、そんな彼の素顔はというと…。

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『スター・トレック』 ザッカリー・クイント
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  • そろそろ宇宙船は卒業したいけど…
  • 「HEROES」で日本での人気も拡大
  • 冷静沈着な姿が女性ファンをひきつける?
  • 「役の中に自分を見つけることが大切」
  • 続編での来日にも期待
大人気ドラマ「HEROES」で歪んだ殺人鬼・サイラーを演じ、強烈な印象を残したこの男、役どころがガラリと変わったこちらの映画でも、ひと目見たら忘れることの出来ない存在感を放っている。ハリウッドの未来を担う若手俳優の一人として注目を集めるザッカリー・クイント。鬼才J.J.エイブラムスによる、新たなプロジェクトとして話題の映画『スター・トレック』では、いかなるときも冷静沈着、論理的に答えを導き出す、バルカン星人と地球人のハーフであるスポック役を任された。今回も、サイラーに負けず劣らず個性的な役を演じたザッカリーだが、そんな彼の素顔はというと…。

USSエンタープライズに初めて足を踏み入れた瞬間の興奮

とがった耳に、おかっぱ頭でいつも苦虫を噛み潰したように眉根にしわを寄せているスポック。性格以前に見た目からしてかなり個性的だが、初めて上から下までスポックになりきったときの感想を尋ねてみた。
「エキサイティング! かなりワクワクした気持ちになったけど、同時にこんな風だから、自分が周りとは違うと疎外感を感じているんだな、ということを心の底から実感したよ(苦笑)。同じような興奮は、初めてUSSエンタープライズ号のブリッジに足を踏み入れたときにも感じたよ。ちょっとシュールな感覚にも襲われた。だって、長きにわたってこのシリーズのシンボルとなっている場所のど真ん中に立ってるんだから。同時にインスピレーションがかきたてられる瞬間だった」。

「スター・トレック」の再映画化ということで、最新のCG技術などを駆使した映像の部分が注目されがちだが、映画は各登場人物の内面や人間関係をかなり深く描いている。自身「シュール」と表現した宇宙船のセットの中で“人間ドラマ”を演じる難しさはなかったのだろうか?
「そこがJ.J.の偉大なところだね。彼の現場では、壮大な叙事詩とも言うべき世界にあっても、そこで起こっていることの中心にあるのは人間同士の様々な感情なんだ。そこが宇宙船であるということは、まるで後から付け加えられたかのような感覚だったよ」。

物語が進むにつれて、冷酷にさえ見えたスポックの内面に渦巻く、様々な葛藤や情愛が見えてくる。ザッカリー自身は、そんなスポックの魅力をどんなところに感じているのだろうか?
「彼の大きなハートだね。とても心の広い男だと思うよ。いろんなことを深く感じるんだけどそれをうまく表現することが出来ないんだ。だけど彼が、何かを感じているということは分かるから、周りの人は彼を愛しく思うんじゃないかな」。

演じるキャラクターの中に“自分”を見つける

これまで演じてきたキャラクターとアプローチの仕方で何か違った部分はあったか? と尋ねると、彼は静かな笑みを浮かべ「どの役もそれぞれにユニークだったよ」と語り、こう続けた。
「僕が演じる上で大切にしているのは、キャラクターのどこかに“自分”を見つけること。今回で言うなら、スポックはサイラー以上に謎めいたところを持ってる男と言える。その一方で、サイラーのように権力に飢えたところはなくて、どこか楽観的な性質を持ち合わせている。そういう部分を取り出して、役と自分をコミットさせていったんだ」。

最後に、これから演じてみたい役柄、自身の中で目指すべき俳優像について聞いてみた。
「何より素晴らしいストーリーを語り続けていきたい、ということだね。でもそろそろ、超能力とか連続殺人とかスペースシップとかレーザー光線が出てこないものがいいかな(笑)。部屋の中に2人の人物がいて、そこでドラマやコメディが織りなされるような展開がいいね。何にでも対応できる、息の長いキャリアがほしいけど、それがどうなるのかはいずれ時間が教えてくれると思うよ」。

と、言いつつすでに『スター・トレック』は続編の製作が決定したとのことで、しばらくはスペースシップやレーザー銃を手放せそうにない。もしかしたら心の奥で少しだけガックリ来てるかも? いずれにせよ、ファンにとっては朗報と言えそうだ。
《シネマカフェ編集部》

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