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ブライス・ダラス・ハワード&ムーン・ブラッドグッド 強く、美しき女たちの戦い!

1984年以来、世紀の変わり目を挟んで3作が製作され、多くのファンを熱狂させてきた『ターミネーター』シリーズ。アーノルド・シュワルツェネッガーの印象が強いせいか、一見、男性中心の物語と思われがちだが、リンダ・ハミルトン扮するサラ・コナーに代表されるように、強く、美しい女性像が描かれてきたのも特徴のひとつと言える。まもなく公開を迎える最新作『ターミネーター4』でも、旧来のシリーズ同様に女性の活躍を見ることができる。ブライス・ダラス・ハワードが演じるのは医師、そして妻としてクリスチャン・ベイル扮する主人公のジョンを支えるケイト。そして、ジョンと物語の鍵を握る謎の男・マーカス(サム・ワーシントン)を結びつける、女性パイロットのブレアを好演しているのはムーン・ブラッドグッド。公開を前に、2人に話を聞いた。

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『ターミネーター4』 ブライス・ダラス・ハワード&ムーン・ブラッドグッド
『ターミネーター4』 ブライス・ダラス・ハワード&ムーン・ブラッドグッド
  • 『ターミネーター4』 ブライス・ダラス・ハワード&ムーン・ブラッドグッド
  • 『ターミネーター4』 ブライス・ダラス・ハワード
  • 『ターミネーター4』 ムーン・ブラッドグッド
  • インタビュー開始前、入室したときからガールズトーク全開!
  • 先日、『天使と悪魔』で来日した父ロン・ハワードに続いて来日!
  • アクション、人間ドラマ両面で存在感を見せ付けた
1984年以来、世紀の変わり目を挟んで3作が製作され、多くのファンを熱狂させてきた『ターミネーター』シリーズ。アーノルド・シュワルツェネッガーの印象が強いせいか、一見、男性中心の物語と思われがちだが、リンダ・ハミルトン扮するサラ・コナーに代表されるように、強く、美しい女性像が描かれてきたのも特徴のひとつと言える。まもなく公開を迎える最新作『ターミネーター4』でも、旧来のシリーズ同様に女性の活躍を見ることができる。ブライス・ダラス・ハワードが演じるのは医師、そして妻としてクリスチャン・ベイル扮する主人公のジョンを支えるケイト。そして、ジョンと物語の鍵を握る謎の男・マーカス(サム・ワーシントン)を結びつける、女性パイロットのブレアを好演しているのはムーン・ブラッドグッド。公開を前に、2人に話を聞いた。

仲良さそうに、おしゃべりに花を咲かせながらインタビュー・ルームに入ってきた2人。まずは、女性の視点で見た本作の魅力を尋ねると、ブライスが口を開いた。
「これまでは、リンダが演じたサラが物語の軸として存在していたけど、今回からは中心となる女性キャラクターがケイトとブレアの2人になって、見どころが増えたんじゃないかしら? アクションとSFの要素がこの映画の中心だと思われがちだけど、ジョンとケイト、それからマーカスとブレアという2組の男女のロマンスがあることで、物語の味付けが変わって、より女性にも親しみやすくなったと思うわ」。

劇中でケイトは、お腹の中に新たな生命を宿すが、ブライス自身、本作の撮影に入る前に子供を授かっている。
「自分の役柄だけでなく(実生活における)夫の存在、そしてお腹の子供を含めた人類の未来を強く意識した」と語るように、自らの人生経験が役柄に強く反映されたようだ。

ケイトの感情が最もよく表れているのが、戦いへと赴くジョンとの別れのシーン。この場面を演じる上で、クリスチャンと話し合う時間を設けたという。
「妊娠という事実が2人の関係にどこまで影響するのか、というところまで想像を膨らませて話し合ったの。この場面は、決して映画の中で主流のエピソードとは言えないかもしれないけど、ここを疎かにすれば、物語が浅くなってしまう。親としての感情、“犠牲”ということについても深く考えさせられたわ。自分の実生活に置き換えて、ジョンのように我が身を人類のために捧げられるか? と考えたとき、理性ではそうすべき、と思っても自分の中で消化しきれないところもありました」と屈指の名シーンの誕生の裏にあった、彼女自身の揺れる思いを明かしてくれた。

ムーンが演じたブレアは、激しいアクションシーンに加えて、複雑な感情表現が求められる役柄である。子供の頃から本シリーズのファンだったというムーンは、「出演が決まったときは嬉しくて跳び上がったわ!」とその喜びを語るが、そこからブレアの人物像を作り上げていく作業は、決して楽ではなかった。
「出演が決まってからしばらくは、手許に決まった台本がない状態だったんです。だから、どこから役作りを始めたらいいのか? という感じで…。戸惑いつつも、過去のシリーズを観たりしながら、自分なりに彼女のバックボーンについて考えを巡らせました。父親はパイロットで、母親を早くに亡くしてしまい、愛情を知らずに大きくなった。他人を信じたいんだけど、信じることが出来ない…といった具合にね」。

ブレアの人生、そして人類の未来にとって重要な意味をもたらすことになるのが、脳と心臓以外は全て機械で出来たマーカスという謎の男の出現。人間と機械の間で苦悩するマーカスは、ブレアの輪郭をくっきりと浮かび上がらせる強烈な“光”のような存在と言える。
「そう、ブレアはマーカスが人間だと信じることで、これまでの自分を乗り越えようとするの。そのことが原因で、ジョンと衝突することになっても、彼女は信念を曲げようとしない。ブレアを演じる上で、彼女の持つ“強さ”を何よりも意識しました」。

タイプは全く違えど、それぞれに“美しさ”と“強さ”を持った2人の女性の生きるさまは、同性の共感、憧れを呼ぶこと間違いなし! 脈々と受け継がれてきた、女たちの熱き戦いにも、ぜひ注目してほしい。
《シネマカフェ編集部》

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