【ハリウッドより愛をこめて】ザ・キング・オブ・ポップ、永眠の地はどこに?

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7日、マイケル・ジャクソンの追悼式で熱唱するジェニファー・ハドソン -(C) AFLO
  • 7日、マイケル・ジャクソンの追悼式で熱唱するジェニファー・ハドソン -(C) AFLO
みなさん、こんにちは。

おそらく、みなさん先週の7月7日(現地時間)はTVやインターネットで流れるマイケル・ジャクソンの追悼式のニュースにかじりついていたことでしょう。私も当日は、TOKYO FMで一日中模様を伝えていたので、朝の7時半、最初の自動車行列が動き始めたところから見ていました。とても感動的な式でその優美さに胸を打たれました。ジャクソン一家にとっての一番の希望は優美さとセンスのあるもので、サーカスのような葬儀にはしたくなかったようですが、実際に式は希望通りのものだったと思いました。

ここまで大々的なイベントはL.A.市では前例がなかっただけに、誰も式がどのように執り行われるのかを知らなかったのです。そのため、この日を迎えるまで、たくさんの不安や心配の声もありました。ロス市警は万が一のことを考えて、十分すぎるほどの警備を配しましたが、その甲斐あってイベント後、同市警の署長はTVのインタビューで「完璧な一日だった」とふり返ってました。マイケル・ジャクソンの人生最期のイベントは、ステイプルズ・センターやノキア・シアターの周囲だけにとどまらず、テレビのある全レストランと店、バーでは式の模様が放送され、L.A.中が見守り、そして世界中の人々と一緒に悲しみに暮れ、笑いました。報道によれば、10億人以上の人々がこの“ザ・キング・オブ・ポップ”の最後のショーをテレビで見ていたとのことです。

式では、マライア・キャリーがジャクソン5のヒットカバー曲「I'll be there」を歌い、アッシャーは尊敬していたマイケルのために「Gone Too Soon」を美しく歌い、最後に泣き崩れる一幕も。でも、一番印象に残ったのは、オスカー女優のジェニファー・ハドソン(上写真:大きくなったお腹で登場)が、マイケルの名曲「Will You Be There」を、生前のマイケルの声を織り交ぜながら歌った瞬間でした。本当に、彼女は素晴らしい仕事をしましたね。

そして、11歳の娘・パリスが世界に向けて、亡き父親のことを「みんなが想像するよりも最高の父親でした」とスピーチを行った瞬間には、会場ではこれを見ていた全ての人が涙に暮れていました。これは家族も主催者のAEGも予定していなかったことで、セレモニーをよりリアルにさせましたし、スターであるマイケル・ジャクソンも一人の人間だということを示しました。

ところで、マイケルの遺体はどこに行ったのか? この真相は誰も分かりません。家族内では、この埋葬場所について意見が分かれているようで、マイケルの兄たちは彼の望みを汲んでネバーランドに埋葬したいと言うのに対し、マイケルのママ・キャサリンはそれに強く反対して、マイケルはネバーランドの悪い思い出を忘れたいと話していたと言うのです。それゆえ、世界はそのゆくえを見守るしかないようです。

一方、ロス市警の新しい情報によれば、マイケルの家にはまるで“ミニ病院”と呼べるほど、EKGや自動血圧器、IV、換気装置などが揃っているのが発見されました。そこには、偽名を使用し複数の医者に処方された薬が20種類も存在したことが明らかに。報道によれば、マイケルは一日に50錠、30種類の薬を飲んでおり、なんとこの半年で1万錠以上も摂取していたというのです! この世界で最も有名なエンタテイナーの死因の追究はまだ続いており、この謎の真相を明らかにするべく、彼の脳に対して様々な検査が行われています。検死官によれば、ここまで脳の解剖に時間をかけることはまれではなく、神経病理の検査が終わるまではマイケルの脳は彼の手元に置かれることになります。

生前のマイケル・ジャクソンも謎に満ちていましたが、最後の最後まで、彼の人生は謎に満ちていますね。



© AFLO
《text:Lisle Wilkerson》

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