『ハリー・ポッター』プロデューサーが激白。シリーズを同じ俳優で続ける意味と成長

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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 -(C) 2008 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.
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  • 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 -(C) 2009 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.
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いよいよ物語は佳境へ——。シリーズ第6作となる『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が公開となる。既に来年、そして再来年公開となる最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝』前後編の撮影も進んでおり、クライマックスに向け否応にも期待は高まる。ハリー役のダニエル・ラドクリフを始め、シリーズを通じてキャスト陣が交代することなく出演し続けていることもこのシリーズを特徴づける大きな要素のひとつだが、2001年のシリーズ開始以来、彼らと同様にこのシリーズと歩み続け、多大な情熱を傾けてきたのがプロデューサーを務めるディヴィッド・ヘイマンである。最新作の公開を前に話を聞いた。

「キャスト陣はファンと共に成長してきたんだ」

冒頭でも触れた、シリーズ全7作(※7作目は2部構成)を通じて同じキャスト陣を起用し続けるという、他に類を見ない点についてヘイマンは「私にとって、それは何ら不思議なことではないよ」と語る。
「それはファンと共に彼らも成長してきたことを意味するし、ファンが彼らを自然に受け入れてくれたということだと思う。実際、撮影でもスタッフ・キャスト陣は既に家族のような雰囲気なんだ。今年で20歳のダニエルは16歳のハリーを演じるわけだけど、『ベンジャミン・バトン』のブラッド・ピットや『グリース』のジョン・トラヴォルタは、もっと年齢差のある役を演じてただろう? 僕に言わせれば、実際よりも若い役を演じられるということは、役者としての能力の高さを示しているということだよ。それに、実際の年齢を演じるのではなく、数年前を演じることで、実際の自分の経験を基に『16歳はこんな感じだった』と感情を思い出し、表現に入れ込むことができる。それはプラスだったと言えるね」。

彼がここまでキャスティングに自信を持てるのは、実際に撮影を通じて彼らを見て、その成長を目の当たりにしているから、と言えそうだ。
「1作目のときは彼らには経験がなく、監督は、非常に細かい指示を出して“演じる”ということを教えていたよ。でもいまや、彼らは役にしっかりと自らを結び付けているんだ。もはや役を“演じる”のではない。実際、3人には今回、『自分の経験に基づいたものを入れるように』とリクエストを出したんだ。最初は“アクト”であったものが“パフォーマンス”となり、いまでは自らの経験にどう“ニュアンス”を織り込むか、という域にまで達してるんだ」。

映画化に際し、原作者と交わした“約束”と“責任”

ではヘイマン自身、プロデューサーとしてこの作品に携わり続ける理由は?
「いくつかあるけど、まず、いまさら他人には渡したくない、というのが大きいね(笑)。それから何と言っても『ハリー・ポッター』が大好きでたまらないというのが一つ。(原作の)本を読むと『あれもやりたい、これもやってみたい』と無限にアイディアが浮かんでくるんだ。そして、一番大切な理由なんだけど、1998年に(原作者の)J・K・ローリングに映画化させてほしいとお願いしたとき、彼女に約束したんだ。最後の最後まで僕が責任を持ってやる。そして、どんなことが起きても、僕が必ず直接解決するってね。だからこそ、彼女は映画化を承諾してくれた。もちろん、彼女にだけでなく、全てのファンに対する責任が僕にはあるんだ」。

この最新作では、ホグワーツに巻き起こる恋の嵐といったコミカルな部分と、ヴォルデモートとの最終決戦に向けたシリアスな部分とが絶妙に絡み合っている。
「大切であり苦労したのは、こうした部分のバランスを取るということではなく、個々のいくつもの要素を“有機的に”まとめるということ。ハリーとダンブルドアの関係、マルフォイとの関係、ロンとハーマイオニーはどうなるのか? こうしたいくつものプロットをまとめ、一つの有機的な脚本にするのは大変な作業だったよ」。

「登場人物と同じ感情を観客に感じてほしい」

では、プロデューサーから最後に本作の見どころを。
「まず、一番のハイライトとして“日常の中に潜む死の経験”を挙げたいと思います。ビジュアル的にも、どういう形でそれを見せるのかというのは重要なことでした。登場人物が感じるのと同じ感情を観客のみなさんいも感じてほしいと思います。それから、先ほども言いましたロマンスの部分。ハーマイオニーが嫉妬して、ジニーはなかなか振り向いてくれなくてハリーはきりきり舞いになって…(笑)。そして最後にハリーとダンブルドアの関係性ですね。これまでのシリーズの中で、彼ら2人を“出会い”とも言うべきものが最も色濃く描かれていると思います」。

クライマックスに向けて漕ぎ出された舟はどのような未来へたどり着こうとしているのか——? 最終章を前に描かれるのは希望か? それとも黒い影か? その目で確かめてほしい。
《text:cinemacafe.net》

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