無謀な世界遺産ロケで勝負! ハリウッドに待ったかける『アマルフィ 女神の報酬』

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『アマルフィ 女神の報酬』 -(C) 2009 フジテレビジョン
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全編イタリアロケ──文字にしてしまうとなんだか容易いことのようにも受け取れるが、世界的観光名所が集約したローマと街全体が世界遺産のアマルフィを舞台にしている日本映画というのは、やはりどう考えても普通じゃない。そんな無謀とも言えるロケを敢行して出来上がったのが『アマルフィ 女神の報酬』だ。

主人公は外交官・黒田康作。演じるのは、これまで数々のヒーロー像を演じてきた織田裕二。『躍る大捜査線』シリーズの青島刑事とは一味違う、大人の色気を放つ外交官役に挑み、新しい一面を披露している。また、脇を固めるキャストも豪華。旅行先のローマで娘を誘拐されてしまう母親役に天海祐希、彼女を支える商社マン役に佐藤浩市、そして黒田が赴任する日本大使館で働く外交官役は戸田恵梨香、佐野史郎、伊藤淳史という顔ぶれ。黒田の友人・フリーライターの佐伯役で福山雅治も登場する。主役を張れるキャストたちがこれだけ揃っているというのも見どころだが、驚くべきは世界の歌姫サラ・ブライトマンが本人役でキャスティングされていることだろう。クライマックスに用意されたコンサート・シーンは圧巻だ。

ただ、美しい名所、豪華キャストという超大作の要素がどれだけ詰まっていても、ストーリーが面白くなくては映画ファンの心をつかむことはできない。だが、悔しいことにこの『アマルフィ 女神の報酬』の原作は「ホワイトアウト」で知られる真保裕一が、この企画のために書き下ろしたサスペンス。面白くないわけがないのだ。洋画慣れしている人でも満足のいく日本映画と言っても決して大袈裟ではない本作は、期待を裏切らない久々の超大作と言えるのではないだろうか。

《text:Rie Shintani》

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