映画界に新風吹き込む3Dムーブメント 果たしてその効果は? 劇場で検証レポート

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TOHOシネマズららぽーと横浜にて 3D専用メガネを配布
  • TOHOシネマズららぽーと横浜にて 3D専用メガネを配布
サイレントからトーキー、モノクロからカラーへと、時代と共に進化を続けてきた映画界に新たなムーブメントが到来! 劇場の大スクリーンでもっと臨場感ある映画を満喫したい——。そんな消費者の願いに訴求すべく、ドリームワークス・アニメーションが先陣を切って送りだした、本格3Dアニメ『モンスターVSエイリアン』が7月11日(土)より日本でも公開されている。

全米では、公開劇場4,104館のうち3D上映劇場が1,550館を占め、興収的にも3Dの割合が全体の半分以上を占めるヒットを記録した本作。それでは、日本ではどこまでこの新スタイルが受け入れられているのか? 3D上映を実施中の劇場最大手のTOHOシネマズららぽーと横浜での反響を検証してみた。

早速、3D映画を観終えた親子の観客に感想を尋ねると、「すごい迫力で怖いくらい。また観たい」(9歳・女の子)、「まるで自分がスクリーンの中に入り込んでいるかのよう」(32歳・母親)とその世界観に驚きの声が挙がった。また、同館の小林支配人の話によれば、いち早く本作を鑑賞した劇場スタッフの間では「遊園地のアトラクション感覚になった」との声が多く、常連客からも「両方上映しているなら、多少高い料金を払っても3Dで観るね」との声も届いているとか。

たしかに、通常の2D作品と比べて高く設定されている料金形態に、まだ一般客が慣れていないという懸念点もあるが、配給元のデータによれば、3D上映館は全体の約3割の135スクリーンでの上映に対して、公開2日間の興行収入において3Dが60%強を占めているとのこと。小林支配人も、本作を始めとした娯楽性の高い3D作品が、家族連れを中心に劇場への動員の起爆剤になることへの期待感を見せている。

「一番重要なことは、3Dは映画館へ行くことの意味を大きな形で再活性できる点」——。これはドリームワークスの最高責任者、ジェフリー・カッツェンバーグ氏の言葉だが、テレビやブルーレイが高性能化し、家庭での視聴体験がしやすくなってきているいまだからこそ、“映画館で映画を観る”ことの楽しさを改めて喚起する、この3Dムーブメント。映画館の年間入場者数が1億6,000万人前後と、頭打ちの市場の切り札として、今後も注目を集めそうだ。

とにかく体験しないと分からない、3Dの魅力。これからの3連休にぜひ家族、友人を誘ってその迫力を体験してみては? 『モンスターVSエイリアン』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。
《text:cinemacafe.net》
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