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引き続き秋も…もりもり食べてvol.3 待望の韓流延期作も登場!

つい先日まで、「夏バテだ〜」と騒いでいたのに、近頃はすっかり秋の気配が漂っています。もしかして、食欲も盛り返し気味? それでは、今度は追い討ちをかけるかのごとく、美味しそうな秋公開の映画をご紹介しておきましょう。今年はこれからも“食”を軸に据えた異色作が続々登場します。

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『eatrip』 -(C) 2009スタイルジャム
『eatrip』 -(C) 2009スタイルジャム
  • 『eatrip』 -(C) 2009スタイルジャム
  • 『ファイティング・シェフ 美食オリンピックへの道』
  • 『キッチン〜3人のレシピ〜』
つい先日まで、「夏バテだ〜」と騒いでいたのに、近頃はすっかり秋の気配が漂っています。もしかして、食欲も盛り返し気味? それでは、今度は追い討ちをかけるかのごとく、美味しそうな秋公開の映画をご紹介しておきましょう。今年はこれからも“食”を軸に据えた異色作が続々登場します。

まずは、「料理は文化か、闘いか——」のキャッチフレーズとともに登場するドキュメンタリー映画『ファイティング・シェフ 美食オリンピックへの道』(右写真)。世界一有名なシェフと称されるポール・ボキューズの呼びかけにより、1987年に始まった美食のオリンピック“ボキューズ・ドール 国際料理コンクール”を舞台に、世界最高のシェフの名をかけて闘う料理人たちの姿を追っています。参加者の心理、ハプニング、数々の試練…と、5時間半にも及ぶ大会の裏表をじっくりと映し出します。料理という人の好みに大きく左右されるジャンルで、世界一を競うなんて無謀な気もします。でも、「おいしければそれでいい」と考える気楽な消費者とは違う位置に立つ人々がいるからこそ、料理は進化し、シェフも育っていくのかもしれません。

2本目は、韓流ファン待望の『キッチン〜3人のレシピ〜』(左下写真)。料理をとりまく不思議な三角関係がちょっと切ない物語です。料理系イケメンに弱い方には、垂涎の映画。数々の料理も美味しそうだけれど、チュ・ジフン(『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』)が…。彼は不祥事を起こしたばかり。当初、5月30日公開だったものが、一件により延期されていましたが、ようやく10月3日(土)に陽の目を見ることに。おイタをすると、いろいろな人に迷惑をかけるという典型的な例ですが、“罪を憎んで、人を憎まず”転じて“不祥事を憎んで、作品は憎まず”的配慮により、作品は救われたというわけです。今、日本を騒がせている麻薬がらみの事件なので、観る側としてはちょっと複雑ではありましょうが。

そして最後は、以前ご紹介したこともある『eatrip (イートリップ)』(上写真)。人と食、食と人との関わりを丁寧なインタビューによって浮き彫りにする作品です。登場する各界の人々の話も面白いのですが、スクリーンに映し出される料理の美味しそうなこと。この作品は、いつも何気なく行っている食事という行為について、ちょっと真剣に考えさせてくれます。そして、「美味しいものを食べたい!」と思うだけでなく、「美味しい手料理を作りたい!」と思わせてくれます。食欲だけでなく、“料理欲”も刺激してくれるというわけ。やっぱり、食事の基本は手料理だなとしみじみ感じるエンディングあたりで、お腹がグゥ〜と鳴る。今日は何を作ろうかな、アレを買って、これを使って…と、幸せな気持ちで帰路につけること間違いなしです。

幸せの根源である食を見つめる3作品。あなたの食欲、料理欲を刺激するのはどちら?

《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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