謎に包まれたラスト10分、あなたはどう判断する? 遂に完結!『20世紀少年』

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『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』 -(C) 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 (C) 2009 映画「20世紀少年」製作委員会
  • 『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』 -(C) 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 (C) 2009 映画「20世紀少年」製作委員会
  • 『20世紀少年<最終章>』 -(C) 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 © 2009 映画「20世紀少年」製作委員会
  • 『20世紀少年<最終章>』 -(C) 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 © 2009 映画「20世紀少年」製作委員会
浦沢直樹の同名コミックを映画化し、第1章、第2章共に大ヒットを記録したシリーズ3部作の最終章。世界の滅亡に向かって暗躍する“ともだち”と、彼の暴走を止めようとする者たちの戦いがついに完結する。

第1章では“ともだち”が新宿を爆破するまで、第2章では銃弾に倒れた“ともだち”が奇跡の復活劇を演出するまでが描かれていたが、最終章となる今回は、“ともだち”が恐怖政治を敷く2017年からスタート。殺人ウィルスが蔓延し、高い壁で分断された東京が映し出される。

壁を越えて東京に侵入するオッチョ、第2章のヒロインとして活躍したケンヂの姪・カンナ、反政府組織を率いるヨシツネら、“ともだち”に立ち向かうそれぞれの戦いが展開する中、物語はクライマックスに向かって加速。登場の仕方やキャラクター設定で意外性を発揮する豪華助演陣やトボけたユーモアで笑いを取りながら、スリルとミステリーに拍車がかけられていく。

とは言え、マスコミ向けに披露されたのは、ラスト約10分間をカットした“特別編集版”。ラストシーンを謎に包んだまま劇場公開に持ち込みたい製作側の意図によるものらしい。撮影時にさえも、ラストシーンを伏せたバージョンの台本が多くの関係者に用意されたのだとか。

そのせいかどうか、シリーズ3部作を締めくくる最終章のわりに、“特別編集版”はラストのみならず全体があっさりとした口当たりに。各キャラクターに一様の見せ場はあるし、一応のラストシーンに一定のカタルシスはあるものの…。この感覚はラスト10分を観れば解消されるものなのか否か、機会があれば劇場で確かめたい。

《text:Hikaru Watanabe》

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