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ヒュー・ジャックマン「ウルヴァリンを演じることが“セラピー”になってるよ(笑)」

当代きってのスターとして幅広い活躍を見せるヒュー・ジャックマン。彼にとってハリウッド進出のきっかけとなったのが、2000年に始まり、これまでに3作品を数える人気シリーズとなった『X-MEN』である。彼が演じる、どこか悲しみを湛えた瞳が印象的なウルヴァリンというキャラクターは、性別を問わず多くのファンの心をわしづかみにした。ヒューが、プロデューサーとしても製作に携わり、満を持して送り出す最新作『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で描かれるのは、ウルヴァリンの誕生の秘密。“最もセクシーな男”が演じる、シリーズで最も高い人気を誇る最強の戦士の物語——これが面白くないはずがない! 公開を直前に控え来日した彼に話を聞いた。

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『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 ヒュー・ジャックマン
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 ヒュー・ジャックマン
  • 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 ヒュー・ジャックマン
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  • 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 ヒュー・ジャックマン
  • 役を離れると、照れ屋な一面も垣間見せてくれた
  • インタビューに答える姿勢は誠実そのもの! 揺るぎない人気に納得
  • 素のヒューは家族思いの優しいパパ!
  • 日本で撮影されるという次作が楽しみ
  • 時折ユーモアを交えながら笑顔で回答
当代きってのスターとして幅広い活躍を見せるヒュー・ジャックマン。彼にとってハリウッド進出のきっかけとなったのが、2000年に始まり、これまでに3作品を数える人気シリーズとなった『X-MEN』である。彼が演じる、どこか悲しみを湛えた瞳が印象的なウルヴァリンというキャラクターは、性別を問わず多くのファンの心をわしづかみにした。ヒューが、プロデューサーとしても製作に携わり、満を持して送り出す最新作『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で描かれるのは、ウルヴァリンの誕生の秘密。“最もセクシーな男”が演じる、シリーズで最も高い人気を誇る最強の戦士の物語——これが面白くないはずがない! 公開を直前に控え来日した彼に話を聞いた。

「自分とかけ離れたキャラクターだからこそ、やりがいを感じる」

続編を製作するということは、当然のことながら前作を超える面白さを要求される。彼の手元には、本シリーズ以外の様々な企画、多彩な役柄のオファーが届いているはず。それでもなお4度にわたってウルヴァリンを演じたいと思わせる、この役柄の魅力はどんなところにあるのだろうか?
「まず第一に言えるのは、僕自身、常に挑戦する気持ち、もっと高いところ、さらなる深みを求める気持ちを持っているということ。ウルヴァリンは、葛藤や対立など多くのものを抱えている。僕自身とは全く違う、かけ離れたキャラクターだからこそ、やりがいを感じるんだ。今回の作品に関して言えば、これを僕は『X-MEN4』だとは考えていなくて、新鮮な気持ちで臨む新たな出発点としたかった。この作品で、僕自身が思い描いていた『ウルヴァリンはこうあるべき』という姿に到達できたと思う。単に強大な筋肉を持っているというだけでなく、動物的で危険なオーラをまとったウルヴァリン——イメージしていたのは『ケープ・フィアー』('91)に出演したロバート・デ・ニーロなんだ。シャツを脱いだ瞬間に観る者に恐怖を感じさせる、そんな雰囲気を出したかったんだ」。

特異能力を持ったミュータント同士の戦いのシーンは息をもつかせぬ激しいアクションの連続! ウルヴァリンの前に立ちはだかる兄・ビクター(リーヴ・シュレイバー)とのシーンでは、思わず本物のパンチが相手に入ってしまうこともあったとか。
「できる限りのリアリティを求めて撮影を進める中で、それは致し方ないこと。実際、リーヴが僕に向かって飛び込んでくるシーンでは、彼がワイヤーに吊られている状態ですごいスピードで突っ込んできて、肋骨が折れるんじゃないかと思ったよ。彼は彼で、腕を脱臼しかけていたよ」。

気になる次作…日本での撮影のうわさは?

こうしたアクションに加え、ウルヴァリンと彼の周囲の人々との人間ドラマの部分もまた、本作の見どころとなっている。
「実は、アメリカでは過去の3作に比べて女性客の割合が多くて、48%とほぼ半数を女性が占めているんだ。今回の作品ではラブシーンも、兄弟のドラマもある。ウルヴァリンが愛する女性のために生きる姿が描かれるし、一方で本能のままに進むのか? それとも人間の世界にとどまるのかという内面的な葛藤も映し出される。こうした部分に多くの女性が共感してくれたんじゃないかな」。

さて、新作が到着したばかりで少し気の早い話ではあるが、巷ではすでに次作についてのうわさが…。次作は日本を舞台としたエピソードになると言われているのだが、日本人俳優の起用も含め、進行状況はいかに?
「僕自身、原作の中で一番面白いと思うのが『日本編』のエピソードで、ぜひこれを映画化したいんだ。とはいえ、まだ脚本を執筆している段階だよ。『ユージュアル・サスペクツ』や『ワルキューレ』を手がけたクリストファー・マッカリーが担当しているんだ。(日本国内の)本格的なロケハンはまだまだ先のことだけど、個人的にやってるよ! すでにウルヴァリンが食事をするレストランはいっぱい見つかったね(笑)。現段階で、3人の重要な女性キャラクターが出ることが決まっていて、そのうち2人は日本人であることが確実だね」。

最後に、4作にわたってウルヴァリンを演じてきヒューが得たものは? と尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「僕自身、若い頃は結構短気で、すぐにカッとなっていたものだけど、ウルヴァリンを演じる上ではそうした感情の昂ぶりが必要になってくるんだ。そうすると、それが一種の“セラピー”のような役割を果たしてくれて、演じているうちにいろんなものが体から抜けていくんだ。撮影中に家に帰ると妻が言うんだよ。『あなた、ウルヴァリンを演じているときが一番いいわ!』って(笑)」。
《シネマカフェ編集部》

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