シネマカフェ的海外ドラマvol.120 胸キュン男のスマイル最終回はこのカレ!

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「THE MENTALIST」 -(C) Everett Collection/AFLO
  • 「THE MENTALIST」 -(C) Everett Collection/AFLO
最後にご紹介する4人目のスマイルさんは、ちょっと上級編です。普段は日本で見られる海外ドラマを中心に取り上げている本コラムですが、彼を紹介せずしてこのお題は終われない! ということで、日本未上陸作「ザ・メンタリスト」(原題)から主人公パトリック・ジェーンのスマイルさんぶりに迫りたいと思います。

「ザ・メンタリスト」は現在全米で人気沸騰中の犯罪捜査ドラマ。昨年9月にCBSネットワークで放送が始まり、ちょうど今月、シーズン2に突入したばかりです。主軸となるストーリーは、カリフォルニア州捜査局、通称CBIの捜査官たちが様々な事件を解決していくというもの。その際、捜査のコンサルタントとしてCBIの面々に協力しているのがパトリック・ジェーンです。と言うのも、ジェーンは洞察力が尋常ではないほど鋭く、サイキックなのでは? と誰もが疑ってしまうほど。事件関係者のふとした仕草や会話から、彼らの裏事情をびゅんびゅんと見抜いていくのがジェーンの役目なのです。その能力を活かし、かつてはサイキックのふりをしてタレント活動をしていたことも。しかも、実はその折、女性をターゲットにする連続殺人鬼レッド・ジョンをテレビ番組で侮辱して怒らせたことで、信じがたく恐ろしい仕打ちにあった過去が…。そんな彼と未だ逮捕されていないレッド・ジョンの攻防も、シリーズ全体に関わるサブストーリーとして描かれていきます。

となると、ものすごくシリアスなドラマを想像してしまいますが、そうではないのはジェーンがまさにスマイルさんだから! 常に笑顔を絶やさず、ピースフルで銃も嫌い、体を張ったアプローチは捜査官たちにお任せな彼は、凄惨な事件の捜査にあたっているときもユーモア満点で終始ニコニコ。キュートなタレ目と飄々とした雰囲気で油断させておきながら、人間の感情の奥深い部分にずぶずぶと踏み込んでいくのがジェーンのスタイルなのです。そのため、周りの人たちや事件関係者には、ものすご〜く鬱陶しがられるか、「ああ、この人、私のことを分かってくれるのね…」と好意を抱かれるかのどちらか。とりわけ、女性の事件関係者からは後者の反応が多い気がします。もちろん、ジェーンの笑顔は過去の悲劇を覆い隠すための切ないスマイルでもあるのですが…。

「微笑めば何でも許されると思ってない?」なちゃっかり姿勢で物事を強引に運びがちにもかかわらず、どこか憎めないムードを醸し、ゆるゆると活躍するジェーンに魅了されるのは劇中の登場人物だけではなく、全米視聴者&メディアも同様。演じるサイモン・ベイカーは「グレイズ・アナトミー」のパトリック・デンプシーを抑え、米TVガイド誌が選ぶ“最もホットなTVスター”に輝いたほか、ピープル誌が選ぶ“世界で最も美しい100人”にも選出。先頃発表されたエミー賞では、主演男優賞候補に挙がりました。サイモン・ベイカーはオーストラリア出身の俳優ですが、映画『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイが惹かれる作家を演じていた人と言えば、思い出される方も多いでしょう。いまや彼は高視聴率番組の看板スターとして、全米の人気者となっています。

「ザ・メンタリスト」は数多い犯罪捜査ドラマの中でも、特に見応えのある要注目シリーズ。ぜひぜひ日本でも放送、もしくはDVD発売していただきたいものです!



© Everett Collection/AFLO
《text:Hikaru Watanabe》

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