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ポール・ウォーカー インタビュー「やらないなんて選択肢はなかったよ」

あの走り屋たちが帰ってきた! シリーズ第4弾となる『ワイルド・スピード MAX』で、2001年のシリーズ1作目以来となるオリジナルのメンバーが再び集結、激しいカー・バトルが繰り広げられる。第1作ではL.A.警察の潜入捜査官として愛車のハンドルを握った、ポール・ウォーカー扮するブライアンは、紆余曲折を経て、本作ではFBIの捜査官に“出世”。自身もまた本シリーズを通じて俳優としてキャリアアップを果たしてきたポールにとって、この作品はどのような存在なのか? 公開を前に話を聞いた。

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『ワイルド・スピード MAX』 ポール・ウォーカー
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あの走り屋たちが帰ってきた! シリーズ第4弾となる『ワイルド・スピード MAX』で、2001年のシリーズ1作目以来となるオリジナルのメンバーが再び集結、激しいカー・バトルが繰り広げられる。第1作ではL.A.警察の潜入捜査官として愛車のハンドルを握った、ポール・ウォーカー扮するブライアンは、紆余曲折を経て、本作ではFBIの捜査官に“出世”。自身もまた本シリーズを通じて俳優としてキャリアアップを果たしてきたポールにとって、この作品はどのような存在なのか? 公開を前に話を聞いた。

「“原点”を何より大切にした」

シリーズを重ねるということはすなわち、いままで以上のものを求められることを意味するが、ズバリ今回、ポールがこのシリーズに戻ってきた理由は?
「まず何より、今回の作品は真の意味で第1作目の続編だと言えるから。僕は2作目には出たけど、ヴィン(・ディーゼル=ドミニク役)がいなくてファンはがっかりしたし、3作目は僕がいなかった。ここ数年、いろんな人に『何で戻ってこないんだ?』って言われたよ。オリジナルのメンバーがようやく揃う、そしてそれを期待してくれるファンがいる——。『やらない』なんて選択肢は存在しなかったよ」。

この言葉通り、強い思いと共に待望の最新作に挑んだことは疑いないが、同時にポール自身、気負うことなく落ち着きをもって撮影に臨んだようだ。
「大切にしたのは、何より原点に忠実であること。このシリーズで大きく成長させてもらったことは間違いないけど、作品の核とも言うべき部分を忘れずに、ことさら自分たちをかっこよく見せようなんて思わずに臨んだよ。確かに僕らは以前と比べて年もとったし、少しは賢くなって、そうした部分は映画に反映されているかもしれない。でも僕がこの作品で何より好きなのは、第1作でも描かれている家族愛や兄弟愛といったところなんだ。この4作目でその原点に戻ったと言えるね」。

もちろん、激しいカー・アクションは健在! 実際の撮影で、危険な目に遭ったことは?
「いっぱいあったさ! 僕は自分に対する競争心が強いんだ。ドリフト走行のシーンで、カメラとギリギリの距離で車を止めることを要求されるんだけど、監督が『10フィートで』と言えば、それは僕にとって5フィートを意味するのさ(笑)。それが次のテイクでは2.5フィートになるんだ。それから、ABS(オートブレーキシステム=自動制御装置)も使わない方が画としてはよりダイナミックな良いものが撮れる。結構きわどい瞬間が何度かあったね(笑)」。

話題が車になると、目をキラキラと輝かせながら…

そしてファンにとって何より嬉しいのが、ブライアンとドミニクの再会&最強のコンビの復活! 劇中では真逆の性格の2人だが、実際のポールとヴィンの関係はというと…。
「真逆さ(笑)。僕は生まれも育ちも西海岸で、彼は東海岸。何でこんなにウマが合うんだろうね? 彼の私生活、それから仕事に対する姿勢を見てもどうしても彼という人間がつかめない…ミステリーだよ。人物観察という意味ですごく面白いんだ。逆に彼も、僕のことをそういう風に見てるフシがある。あるがままの自然な自分であるだけで、互いに刺激を与え合ってるんだ。『なぜ?』っていうのは考えないようにしてるよ。格言にもあるけど、良いものをあれこれとこねくり回して分析することで壊したくはないんだ」。

先ほどのアクションシーンについての答えにもあるように、ポール自身、かなりの車好き。劇中、ブライアンはレースに参戦するために3台の車を選択するが、もしポールが選ぶとすれば? そう尋ねると、目を輝かせながら、興奮気味に答えが返ってきた。
「来年の頭あたりにポルシェの新作が発売されるから、それはぜひ押さえておきたいところだな。プライベートで持っているシルビア(日産)のS15は本当に気に入っているし、スカイラインGT-Rもね。GT-Rは大好きな車で、この映画でも『何に乗りたい?』って聞かれたから迷わず『GT-R』って答えたんだ。それから、今回の映画の条件下ではスバルが…」。

と、まあ出るわ出るわ…。車についての熱〜い思いをまくし立て、やんちゃな“走り屋”の一面をのぞかせてくれた。
《シネマカフェ編集部》

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